14日の日経平均株価は大幅に4営業日続落し、1万9537円(前営業日比192円安)引けた。
14日の日経平均株価は大幅に4営業日続落し、1万9537円(前営業日比192円安)引けた。 |
チャート上では、目先的な安値として意識されやすい5月18日の取引時間中の安値1万9449円や日足一目均衡表の「雲」下限(1万9430円)に接近しつつあり、注目すべき段階に差し掛かっている。
明日は、方向感に乏しい地合いになると予想する。
決算以降に「買える」銘柄を選別する動きが強まるだろう。円高局面ということに加え、4-6月期のGDPが良好であったことから、内需好業績銘柄への注目度が高まると予想する。
また、北朝鮮リスクが警戒されるなか、北朝鮮は同日、祖国解放記念日を迎える。イベントに絡んでミサイル発射の可能性を指摘する声も聞かれる。
北朝鮮の行動次第では、投資家心理を揺さぶることにもなりかねず、その動向を注意深く見守る必要がある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
19898.11 75日移動平均線
19883.52 新値三本足陽転値
19851.98 ボリンジャー:-1σ(25日)
19843.68 均衡表基準線(日足)
19834.96 6日移動平均線
19800.11 均衡表転換線(日足)
19764.12 ボリンジャー:-1σ(13週)
19710.42 ボリンジャー:-2σ(25日)
19581.06 ボリンジャー:-2σ(13週)
19580.86 26週移動平均線
19568.87 ボリンジャー:-3σ(25日)
19537.10 ★日経平均株価14日終値
19430.27 均衡表雲下限(日足)
19398.00 ボリンジャー:-3σ(13週)
19271.40 均衡表基準線(週足)
19198.88 200日移動平均線
マドを空けての下落で一時1万9500円を下回る場面をみせた。ただし、ボリンジャーバンドでは-4σ辺りまで下げてきており、売られ過ぎが意識される。
一目均衡表では雲下限まで下げてきているため、この雲下限の切り上がりに沿ったリバウンドが意識されてくるだろう。
遅行スパンは下方シグナルが継続するが、雲下限が支持線として機能するようだと、まずはマド埋めが意識されてくることになりそうだ。週間形状では26週線レベルまで下げてきており、踏ん張りが意識されやすい水準である。