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トルコリスクは一服し、ドルは111円回復
【為替】トルコリスクは一服し、ドルは111円回復
[概況]

東京市場で下げ止まりを見せたトルコリラは欧州市場朝方に急伸して17円を回復し、ドルも111円台に乗せ、発表された独第2四半期GDP速報値の予想を上回る結果にユーロは欧州市場序盤に当日高値127円丁度まで上昇した。
 
其の後は上昇も収まり、ドルはNY市場朝方に欧米市場安値110.745円まで反落したが、NY株式市場が反発して始まり、其の後も上値を伸ばす展開にドルも買われた。
そしてNY市場中盤に再度111円台に乗せ、当日高値111.325円まで上昇したあとは高値圏で推移し、最後は前日比+42.5銭高の111.145円と111円を回復して引けた。
 
トルコ政府が金融安定化措置を打ち出した事でトルコリラもNY市場中盤に17.71円(当日高値)まで上昇して、最後も+1.35円高の17.46円と大幅反発で引けた。また対ドルで売られたユーロは対円でも売られ、-24.5銭の126.070円で引けるなど主要通貨はマチマチな動きとなった。
 
トルコリラは反発したが米国とトルコの対立は続いており、トルコリラが底を打ったかどうかは不明で、ファンダメンタルズに基づけばやはり買えるのはドルではないか。


[提供:カネツFX証券株式会社]