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453円高と反発 米金利の上昇一服で
【市況】東京株式(寄り付き)=453円高と反発 米金利の上昇一服で
【寄り付き概況】

1日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比453円44銭高の2万9419円45銭。
 
前週末のNYダウが470ドル弱の下落となったが、ナスダック総合指数はプラス圏で着地した。まだ、不安定な動きは続くものの株価波乱の原因となった米長期金利が上昇一服となったことで、過度な不安心理が緩和されている。
日本時間1日早朝のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で米株価指数先物が上昇していることも投資家心理を上向かせている。
 
今後も米長期金利の動向を横目に日米ともに神経質な動きを強いられそうだが、日経平均は前週末に1200円あまりの急落をみせたこともあって、足もとは先物を絡めた買い戻しや値ごろ感からの個人投資家の押し目買いが全体相場に浮揚力を与えている。日経平均は2万9000円台半ばでの強調展開が予想される。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発している。
 
個別では、米ハイテク株高を受けソフトバンクグループ(SBG)が大きく上げて始まった。アドテストやスクリンなどの半導体関連株にも買いが先行している。NTTデータや東ソーが高い。伊藤忠、リクルート、トレンドも堅調に推移している。
一方、郵船、商船三井の海運株の一角が安い。Jフロント、JFE、東邦鉛も軟調となってぃる。