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買い先行、米株高受け反発
【市況】東京株式(寄り付き)=買い先行、米株高受け反発
【寄り付き概況】

21日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比48円48銭高の2万3615円52銭。
 
前日のNYダウなど主要株指数が揃って反発、米国で与野党が協議している追加の景気対策を巡り楽観的な見方が広がり、リスクを取りやすくなった投資家による買いが優勢になっている。これを受けて東京株式市場でも総じて買いが先行する展開で始まった。
ただ、米国株市場は戻り売り圧力も拭えず、取引終盤は上げ幅を縮小、米追加経済対策成立への思惑が錯綜するなか、不安定な地合いが継続している。欧米では新型コロナ感染者数が再拡大していることも警戒材料。10月最終週から本格化する国内企業の決算発表も控え、上値は重そうだ。取引時間中はアジア株市場や米株価指数先物の動向を横目に方向感の定まらない動きが予想される。
 
個別では富士フイルム、出光興産、日立が高く、NTT、トヨタ、コマツなど買われている。半面、エーザイ、アドバンテス、ファーストリテが売られている。