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日経ジャスダック平均は続伸、投資家心理が上向く
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は続伸、投資家心理が上向く
 
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比35円39銭高い3619円74銭だった。米国市場が上昇したことや、イエレン氏の財務長官起用のニュースで個人投資家のリスクセンチメントが改善し、ジャスダック平均は続伸してスタートした。寄り付き後も時価総額上位のハーモニックやワークマンが堅調に推移したことで、ジャスダック平均も上げ幅を拡大し好調に推移し、本日の高値圏で大引けとなった。
新型コロナワクチン開発進展や為替の円安進行を好感し日経平均株価が年初来高値を更新したことで投資家心理が上向き、幅広い銘柄が買われた。
新型コロナウイルスのワクチン開発進展や米景況感の改善を背景に。新興市場の売買代金のランキング上位には、足元で調整局面が続いていたIT関連銘柄や、再生エネルギー関連銘柄が目立った。
ハーモニックなどのハイテク関連や、ウエストHDや高度紙などの再生エネルギー・電気自動車(EV)関連銘柄の一角が上昇した。半面、マクドナルドやNo.1、中京医薬などは下落した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で632億円、売買高は1億1118万株だった。
値上がり銘柄数は430、値下がり銘柄数は194となった。
 
個別では、小田原エンジニアリング、不二精機がストップ高。タカギセイコー、ディ・アイ・システム、テインは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、湖池屋、山王、ニッポン高度紙工業、光ビジネスフォームなど14銘柄は年初来高値を更新。IMV、総合商研、アストマックス、アサカ理研、プロパストが買われた。
 
一方、まぐまぐ、オンキヨーホームエンターテイメント、川辺、札幌臨床検査センターが年初来安値を更新。グローム・ホールディングス、田中建設工業、シーズメン、不二硝子、アースインフィニティが売られた。