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米ドル円、FOMCを前に小幅ながらも確り。
【為替】米ドル円、FOMCを前に小幅ながらも確り。
[概況]

13日午後の東京外国為替市場において、米ドル円は小動きながらも確りの展開となった。朝方、110.40円付近で推移していた米ドル円は、午後にかけてじりじりと水準を上げ、一時110.73円へと今月高値を更新する展開。

上下30銭程の小幅な値動きではあるものの、じわじわと、直近高値を更新しており、地合いの強さが目立つ動きとなった。

5月半ばに示現した111.405円が目先の目標値となるだろうが、今週は13日・14日・15日と日・米・欧の金融政策決定会合の結果発表を控えており、積極的な売買には慎重な向きも多い。

これらのイベントを横目に見ながらの展開となりそうだ。本日は第一弾として、FOMCの結果発表が予定される。25bpの利上げ決定は大方折り込まれており、注目は四半期経済見通し(SEP)におけるドットチャートとなる。

年内3回(3月・6月・9月)の利上げが折り込まれている現状だが、足元の米景気の好調さを背景に、市場では12月会合における4回目の利上げを想定する向きが出始めている。

FOMCメンバーの金利水準のロードマップを表すドットチャートにて、前回(3月公表分)からタカ派色の強まりが確認されれば、米ドル買いが促進されるきっかけとなるだろう。

その際は、前述した111.405の5月高値を試しに行く展開も想定できる。

[提供:カネツFX証券株式会社]