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米株高が投資家心理を支え
【市況】東証グロース(大引け)=米株高が投資家心理を支え

東証グロース市場では東証マザーズ指数、グロースCoreは堅調。東証マザーズ指数の終値は前週末比4.32ポイント(0.59%)高い730.59だった。米国の利上げペースが緩むとの見方を背景にした前週末の米株高が投資家心理を支え、国内のグロース銘柄に買いが入った。決算内容を材料にした売買も目立った。
 
米国のインフレがピークアウトするとの観測が広がるなか、市場は米国で17日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(7月開催分)に注目している。「大幅な利上げ継続に前向きな意見があった場合、グロース銘柄の上値を抑えるかもしれない」との声が聞かれた。
 
好決算の発表を受けてメドレーが上昇。EDPも買われた。一方、今期の営業収益予想を引き下げたウェルスナビが下落した。窪田製薬HDは制限値幅の下限(ストップ安水準)で配分された。
値上がり銘柄数203、値下がり銘柄数255と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではディー・ディー・エス、Appier Group、コアコンセプト・テクノロジー、MRT、トレンダーズなど10銘柄がストップ高。gooddaysホールディングス、アライドアーキテクツ、ギックス、サンウェルズは一時ストップ高と値を飛ばした。メルディアDC、パルマ、GA technologies、フィーチャ、ワンキャリアなど24銘柄は年初来高値を更新。イーディーピー、ウェッジホールディングス、ブロードマインド、スポーツフィールド、日本ホスピスホールディングスが買われた。
 
 一方、窪田製薬ホールディングス、クリングルファーマ、いつもがストップ安。KIYOラーニングは一時ストップ安と急落した。ピクスタ、ロジザード、スペースマーケット、ヘリオス、ブライトパス・バイオなど14銘柄は年初来安値を更新。クリアル、フリー、HPCシステムズ、インパクトホールディングス、ライトアップが売られた。