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「老けた」
「老けた」

「老けた」
 
火曜のNY株式市場でNYダウは8日ぶりの反落。
NASDAQもS&P500も反落となった。
NASDAQは1.69%安で7月23日以来の大幅安。
それぞれ大幅高の局面もあったが引けにかけて反落した。
共和党のマコネル院内総務のコメント。
「追加コロナ経済対策を巡る協議が先週決裂した後、政権の代表と民主党指導部が話し合いをしていない」。
これを嫌気したとの解釈だ。
「先週末に始まった成長株の巻き戻しが継続加速しているようだ。
しかしパニック売りは見られない」という見方だ。
ただ「週600ドルの失業給付がなくなれば、所得が減り消費が減少する」という声も聞こえる。
アップル、アマゾン、マイクロソフトが下落を主導。
1対5の株式分割を取締役会が承認したと発表したテスラが時間外取引で6%超上昇した。
卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.6%上昇。
市場予想の0.3%を上回り2018年10月以来約1年半ぶりの高い伸びとなった。
国債利回りは上昇(価格は低下)し1カ月ぶりの高水準。
10年国債利回りは0.643%。
一時0.661%と7月13日以来の高水準を付けた。
2年国債利回りは0.152%。
独ZEW景気期待指数は71.5と前月の59.3から上昇。
市場予想の58.0を大きく上回って着地。
これを受けユーロは一時1.18ドルまで上昇したが結局は1,17ドル水準に下落。
ドル円は一時106.68円と3週間ぶりの高値まで上昇。
終値ベースは106.48円。
SKEW指数は136.39と低下。
恐怖と欲望指数は74→71。
 
週明けの日経平均は寄り付き175円高。
終値420円高の22750円と4日ぶりの大幅反発。
日足は3日ぶりの陽線。
先週の高値は8月4日の22603円だったが22760円まで上昇。
7月28日のマド22646円ー22584円を埋めた。
「先週後半は奇妙な逆相関だった日米株価だがこの日は歯車があってきた」との声。
トヨタが高値引け、SBGが逆行安。
上昇率は日経平均1.9%、TOPIX2.4%。
TOPIXの方が強く7月中旬以来となる200日線を回復。
マザーズ指数は続落。
日経ジャスダック平均は反発。
東証1部の売買代金は2兆7430億円と2日連続で2兆円超。
値上がり1810銘柄(前日908銘柄)。
値下がり330銘柄(前日1183銘柄)。
新高値41柄(前日27銘柄)。
新安値3銘柄(前日17銘柄)。
騰落レシオは97.12(前日89.77)。
6月29日以来30日連続の2ケタ。
NTレシオは14.34倍に低下(前日14.44)。
サイコロは3勝9敗で25.00%。
右肩上がりの25日線(22545円)からは△0.91%。
3日ぶりに上回った。
右肩上がりの75日線は21718円。
1日40円程度の上昇だから200日線を上抜くのは8月20日か21日。
ちょうどイスラムヒジュラ暦の新年の時期。
横ばって来た200日線(21984円)から△3.48%。
右肩上がりに転じた5日線(22517円)から▲1.03%。
2日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.636%(前日▲16.735%)。
買い方▲9.435%(前日▲10.801%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲24.045%(前日▲25.207%)。
買い方▲18.364%(前日▲19.036%)。
空売り比率は37.7%(2日連続の40%超:前日40.0%)。
空売り規制なしの比率は7.4%。
日経HVは20.0、日経VIは21.30。
日経平均採用銘柄の予想PERは20.99倍(前日20.18倍)。
前期基準では17.91倍。
EPSは1083円(前日1106円)。
7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
暫定PERは20.98倍。
計算上のEPSは1083円。
225のPBRは1.09倍。
BPSは20871円(前日21065円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.76%(前日4.96%)。
配当利回りは2.01%。
東証1部全銘柄だと予想PERは21.43倍。
前期基準では19.05倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.19倍。
ドル建て日経平均は214.38(前日211.62、12月13日が219.64)。
7月25日の215.01がターゲット。
東証1部単純平均株価は41円高の2093円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1685円と低下(前日1915円)。
東証1部の時価総額は604兆円(前日590兆円)。
1日で14兆円増加した。
シカゴ225先物終値は大証日中比40円安の22680円。
高値22945円、安値22455円。
大証夜間取引終値は日中比20円安の22700円。
気学では「目先のポイント日」。
木曜は「高下激しく波乱する日」。
金曜は「急騰することあり。吹き値は利食いのこと」。
ボリンジャーのプラス1σが22804円。
プラス2σが23063円。
一目均衡の雲の上限が22344円。
6日連続で雲の上。
黒い勝手雲の上限は22635円で下限は22518円。
9日ぶりに雲の上に浮上。
勝手雲は14日に黒くねじれる。
RSIが50.93。
RCIが29.40。
7月21日高値22925円、15日高値22965円。
ココを抜ければ当然ながら23000円が見えてくる。
7月SQ値は22601円、6月メジャ─SQ値は22071円。
明日はベルセウス流星群が極大化。
荒れるSQ週の水曜日は今年13勝16敗。
 
《今日のポイント8月12日》
 
(1)NYダウとS&P500は8日ぶりに反落。
   NASDAQは3日続落。
   ダウ輸送株指数は24ポイント高の10889ポイントと10日続伸。
   SOX指数は1.14%安と反落。
 
(2)右肩上がりの25日線(22545円)からは△0.91%。
   3日ぶりに上回った。
   右肩上がりの75日線は21718円。
   1日40円程度の上昇だから200日線を上抜くのは8月20日か21日。
   ちょうどイスラムヒジュラ暦の新年の時期。
   横ばっている200日線(21984円)から△3.48%。
   右肩上がりに転じた5日線(22517円)から△1.03%。
   2日ぶりに上回った。
   7月28日のマド22646円ー22584円を埋めた。
 
 
(3)騰落レシオは97.12(前日89.77)。
   6月29日以来30日連続の2ケタ。
   NTレシオは14.34倍に低下(前日14.44)。
   サイコロは3勝9敗で25.00%。
 
 
(4)空売り比率は37.7%(2日ぶりの40%割れ:前日40.0%)。
 
 
(5)日経平均採用銘柄の予想PERは20.99倍(前日20.18倍)。
   EPSは1083円(前日1106円)。
   7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
   暫定PERは20.98倍。
   計算上のEPSは1083円。
 
 
(6)ドル建て日経平均は214.38(前日211.62、12月13日が219.64)。
   7月25日の215.01がターゲット。
 
(7)ボリンジャーのプラス1σが22804円。
   プラス2σが23063円。
   一目均衡の雲の上限が22344円。
   6日連続で雲の上。
   黒い勝手雲の上限は22635円で下限は22518円。
   9日ぶりに雲の上に浮上。
   勝手雲は14日に黒くねじれる。
 
(8)7月21日高値22925円、15日高値22965円。
   ココを抜ければ当然ながら23000円が見えてくる。
   7月SQ値は22601円、6月メジャ─SQ値は22071円。
   荒れるSQ週の水曜日は今年13勝16敗。
   アノマリー的には「株安の日」。
   水曜は7月22日から3連敗中。
 
 
 
今年の曜日別勝敗(8月11日まで)

月曜14勝14敗
火曜17勝13敗
水曜13勝16敗
木曜12勝18敗
金曜13勝16敗。
 
 
火曜のNYダウは104ドル高の27696ドルと8日ぶりの反落。
一時28154ドルまで上昇した場面があった。
NASDAQは185ポイント安の10782ポイントと3日続落。
一時10989ポイントまで上昇した場面があった。
S&P500は26ポイント安の3333ポイントと8日ぶりの反落。
ダウ輸送株指数は24ポイント高の10889ポイントと10日続伸。
SOX指数は1.14%安と反落。
VIX指数は23.85。
3市場の売買高は112.4億株と増加(過去20日平均は103.2億株)。
225先物CME円建ては大証日中比40円安の22680円。
ドル建ては大証比日中比20円安の22700円。
ドル円は106.48円。
10年国債利回りは0.643%。
2年国債利回りは0.152%。
 
 
先週金曜の日経平均は88円安。
それを受けた市況は「日米株、連動性薄れる」。
前日のNYダウの上昇に対して日本株が下落する現象が3日連続した
これは「4月20日→22日以来3か月半ぶり」との指摘だった。
明けてみれば火曜の日経平均は420円の大幅高。
場況は「高配当株に資金流入」。
90度違った視点になってしまった。
そして「厳選IPO株にマネー」。
これでは経済紙なのか専門紙なのが分からない。
しかし「円下落、リスクオン追随は早計か」とも。
つくづくポジになれない世界という印象。
 
 
日経朝刊に3日時点から登場した「決算ダッシュボード」の欄。
4日付けの見出しは「4→6月期、純利益78%減」だった。
5日付けは「3割の企業、最終赤字」。
6日付けは「全産業7割減益」。
7日付けは「売上高利益率2%」
8日付けは「純利益36%減」。
これが11日付けの1面トップ記事になった。
12日付けは「純利益55%減」。
コメントは「SBGが12%増で全体を押し上げた」。
「非製造業は40%減、製造業は85%減」。
一気に36%が55%に増加。
経験則からすると、一番最初に登場した純利益78%減での着地の可能性が高いように思える。
 
人の顔というのはすべての集大成でもある。
孫氏「最悪からは改善」に掲載されているSBGの孫氏の顔写真。
微笑んではいるが「老けた」という印象。
なにかイケイケドンドンという若さが感じられなかった。
同年齢だから当然、こちらも「老けた」ということになるのだろう。
「楽天、9年ぶり最終赤字」の見出しの横の楽天三木谷会長の写真。
当然ながら孫氏よりも若く見える。
ズームやオンラインでの説明会の写真を掲載されるのは結構つらいかも知れない。
 
日経1面の「米追加関税、7割適用外」の記事。
「高機能で代替難しく」というのがサブタイトルだ。
米国のメーカーでは自動車用の高機能の鋼材は十分な量を作れないという現実。
品目ベースで鉄鋼が12149製品、アルミは114製品。
自動車用のボルト、ナット向けの強度に優れた線材。
あるいは油井管用に使う耐久性の高い鋼管など。
「これが現実。技術力の証明」というところは再認識しておきたいところ。
 

(兜町カタリスト櫻井)