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日経ジャスダック平均は4日ぶり反落、利益確定売り
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は4日ぶり反落、利益確定売り
 
 
日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比3円35銭安い3434円34銭だった。
マクドナルドが寄り付き後は値を消す展開となったことで相場の重しとなり、ジャスダック平均は終日軟調な値動きで推移した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け減益決算を発表した銘柄に売りが出た。指数が連日で上昇していたことも、短期の利益確定売りを促した。
ただし、愛知県が独自の緊急事態宣言を出したことや、東京都がコロナの警戒レベルを最高で維持したとの報道が伝わったことで、巣籠り関連である時価総額上位の出前館が上昇して相場を下支えしたことで、ジャスダック平均の下げは限定的となった。このほか、時価総額上位のセリアは既存店売上高の増加基調を維持し、コロナ禍でも新規出店を継続したことが評価され買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で472億円、売買高1億4202万株だった。値上がり銘柄数は300、値下がり銘柄数は294となった。
 
個別では、オーケー食品工業、ハビックス、カーメイトが年初来安値を更新。ゼネテック、太洋工業、シンバイオ製薬、エムケイシステム、コスモ・バイオが売られた。
 
一方、KYCOMホールディングスがストップ高。クルーズ、湖池屋、オールアバウト、出前館、カネ美食品など11銘柄は年初来高値を更新。コックス、マリオン、ZOA、テクノクオーツ、ミナトホールディングスが買われた。