大詰めを迎えているが、米中協議。
【為替】大詰めを迎えているが、米中協議。
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11日の東京外国為替市場は、米ドル円が軟調に推移した。背景には米中の通商協議が挙げられる。詳しくは、先週中国による米中両国の段階的な関税撤廃に関する発表をトランプ米大統領が否定したことだ。
これにより両国の関係改善に懐疑的な見方が広がり、米ドル円は売り圧力を強めたというわけだ。値動きを見ると、米ドル円は序盤から売りが優勢で、109.00円を下抜けていく勢いだった。そして欧州時間に入ると売り圧力は一段と強まり、安値を108.900円としている。
この後は米国がベテランズデーで祝日となることから、比較的落ち着いた相場付きとなりそうか。ただ、米中貿易協議に関する続報が飛び込めば、神経質な値動きが予想されるため、注意は怠らないでおきたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]