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大幅高の反動で一服商状か

大幅高の反動で一服商状か
日経平均は3営業日連続の3桁上昇。
この3日間とも陽線を形成しており、目先の底打ちの可能性は高まっている。
ただ、指数の大幅高の割に、今年最低の出来高で2兆3256億円と低水準だった。手詰まり感も強かった。
中小型は値動きの良い一握りの銘柄に資金が集中しており、過熱感が強いものもある。
 
明日の東京株式市場は、改めての材料には乏しい。
現地19日の米株式相場が休場となることなどから、海外投資家の参加が限定的となり、市場エネルギー自体は盛り上がりに欠けるものとなりそうだ。
また、今日まで3日連続の大幅高で、日経平均株価が合計995円上昇と1000円近い急ピッチな戻りをみせていることから、その反動で利益確定の売りも予想され、一服商状となると考える。

 
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
 
22880.55  25日移動平均線
22860.46  13週移動平均線
22800.48  均衡表雲下限(日足)
22785.86  75日移動平均線
22539.75  均衡表基準線(日足)
22539.75  均衡表転換線(週足)
 
22149.21  ★日経平均株価19日終値
 
22120.25  ボリンジャー:-1σ(13週)
22007.49  26週移動平均線
21852.25  ボリンジャー:-1σ(25日)
21684.43  均衡表基準線(週足)
21652.01  均衡表転換線(日足)
21519.32  6日移動平均線
21380.04  ボリンジャー:-2σ(13週)
21154.17  新値三本足陰転値
21074.65  200日移動平均線
 
200日線を支持線としたリバウンドの流れが継続しており、一目均衡表では転換線を突破している。ボリンジャーバンドでは-1σをクリアし、週間形状では26週線を上回ってきている。
これにより、自律反発として意識されていた2万2000円処に位置していた抵抗線を突破したことになる。いったんは達成感が意識されやすいため、これらを支持線に変えてくることができるかが注目される。
今後は下値を固めつつ、2月6日の下落局面で空けたマド(2万2277-2万2659円処)を埋めに行く動きをみせてくるかを見極めたいところ。
 
 
明日の【信用規制・解除】
銘柄 (19日大引け後 発表分)
 
■ニチダイ <6467> [JQ]
東証と日証金が20日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化する。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。