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米雇用統計を無難にこなして、今週もドルは上値を目指す展開か
【為替】 米雇用統計を無難にこなして、今週もドルは上値を目指す展開か
[概況]

先週末8日に発表された米11月雇用統計は予想を下回る平均時給の結果にドルは一旦113円近く(安値113.010円)まで急落したが、それ以外の指標(失業率、非場行部門雇用者数)は良好だった事や、NY株式市場が上昇した事などに中盤には当日高値(113.600円)まで反発し、最後も+42銭高(113.505円)と113円台後半に乗せて引けた。
 
これを受けて今週もNY株式市場は上値を伸ばす事が出来るか、ドルは114円台に値を伸ばす事が出来るかどうかに注目している。
 
今週の米国は12日(火)11月生産者物価指数、11月財政収支、13日(水)MBA住宅ローン申請件数、11月消費者物価指数、FOMC、14日(木)新規失業保険申請件数、11月小売売上高、11月輸入物価指数、15日(金)12月NY連銀製造業景気指数、11月鉱工業生産・設備稼働率、10月対米証券投資、などが発表予定となっており、FOMCでは0.25%の利上げが予想されている。
利上げは織り込み済みで、市場は来年以降の利上げ見通しに注目しており、鈍化する様ならドルは上値が重くなりそうだが、大きな流れはドル高と見ている。


[提供:カネツFX証券株式会社]