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レンジ内での相場展開か

レンジ内での相場展開か
来週は、東京株式市場は4日立会い。日米の政治状況に一喜一憂しながら先物主導でレンジ内を振れる1週間となりそうだ。
3月相場に限って言えば日経平均は上値2万2000円、下値2万1000円の範囲で動けずということになりそうだ
チャート上では、25日移動平均線(2万1670円)で下げ止まった格好だが、今後とも同線を維持できるかが注目される。
 
3/20からは米連邦公開市場委員会(FOMC)、3/21はFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見がある。FOMCでは政策金利の0.25%引き上げが見込まれる。
昨年3月は年内の利上げ見通しが大きく変わらなかったことで米国株式市場に安心感を与えた。今回も記者会見などを通じてタカ派的ムードに傾斜しなければ、米長期金利の落ち着きを受けて株価上昇につながる可能性もある。
 
ただ、米長期金利の低下はドル円の上値を一層重くする要因になりかねず、日本株にとっては悩ましいパターンである。  
株価が高水準を維持するなかで円高になれば恩恵を受けるのは海外投資家であり、今年も4月に向け投資スタンスに変化がみられるかが注目される。
海外投資家は今年に入り、現物・先物合計で7兆円以上売り越しており、いったん買い戻しに向かうキッカケになり得る。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント
22518.50  均衡表雲下限(日足)
22389.86  新値三本足陽転値
22371.33  ボリンジャー:+2σ(25日)
22207.30  26週移動平均線
22125.67  均衡表基準線(週足)
22020.84  ボリンジャー:+1σ(25日)
21753.18  6日移動平均線
21719.66  均衡表基準線(日足)
 
21676.51  ★日経平均株価16日終値
 
21670.34  25日移動平均線
21586.55  均衡表転換線(日足)
21571.03  ボリンジャー:-1σ(13週)
21319.85  ボリンジャー:-1σ(25日)
21269.99  200日移動平均線
21203.12  ボリンジャー:-1σ(26週)
20969.36  ボリンジャー:-2σ(25日)
20618.87  ボリンジャー:-3σ(25日)
20597.95  ボリンジャー:-2σ(13週)
20198.94  ボリンジャー:-2σ(26週)
 
25日線での底堅さが意識されてはいるが、3月安値を起点とした下値切り上げのトレンドを割り込みつつある。そろそろ25日線から上放れをみせてこないと、下へのトレンドに向かう可能性も意識されてくる。
 
【東証1部に指定替え】
○桧家HD <1413> [東証2]
東証は桧家HDを3月23日付で東証1部に指定替えする。
 
【信用規制・解除】
○RSC <4664>
東証と日証金が19日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。