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日経ジャスダック平均は3日ぶり反落、もみ合い展開に
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は3日ぶり反落、もみ合い展開に
 

日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに小幅ながら反落した。持ち高調整の売りが出て、終値は前日比1円70銭安い3932円71銭だった。
日経ジャスダック平均は反落してスタートすると、直後に一時プラス圏に浮上したが、すぐに上げ幅を縮小し、その後は前日終値付近でもみ合う展開となった。10日の米CPIの発表を前に、東証1部で様子見ムードが強まり、幕間つなぎの物色が新興市場に向かったが、物色の中心はマザーズ市場に向かったようで、マザーズ指数が終日じり高基調となる一方で、日経ジャスダック均はもみ合い展開にとどまった。
シンバイオやフェローテクなどの下落が重荷だった。半面、ワークマンや出前館、山大が高かった。
米国の物価統計発表などを前に機関投資家は様子見姿勢が強かったが、「個人による短期売買は引き続き活発だった」とされ、マザーズ、ジャスダック両市場ともに値上がり銘柄数が値下がりの数を上回った。ただ、機械株や電機株は全般に軟調で、日経ジャスダック平均は値を保てなかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で691億円、売買高は7323万株だった。値上がり銘柄数は368、値下がり銘柄数は253となった。
 
個別ではエイジス、OSGコーポレーション、日本アンテナ、中央化学が年初来安値を更新。シキノハイテック、アクセスグループ・ホールディングス、フェローテックホールディングス、日本電計、シンバイオ製薬が売られた。
 
一方、倉元製作所、太洋工業がストップ高。山大は一時ストップ高と値を飛ばした。太洋基礎工業、第一建設工業、B−R サーティワンアイスクリーム、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、フジコーなど16銘柄は年初来高値を更新。大阪油化工業、かんなん丸、ストライダーズ、歯愛メディカル、シグマ光機が買われた。