堅調展開か
堅調展開か |
今週は、堅調展開となった。
米国では金融引き締めに対する過度な警戒が後退したことで、主力グロース株に強い動きが見られた。これを好感して、日経平均は23日、24日と連日で300円を超える上昇。国内では主力企業の3Q決算が出始める中、先高期待が高まった。
しかし、節目の2万7000円を大きく上回った後、2万7500円台に乗せたところで上昇は一服。週後半は急ピッチの上昇に対する警戒から上値が重くなった。前半の貯金が大きかったことに加えて、後半に伸び悩む場面でも下値は堅かったことから、週間では大幅高となった。
日経平均は週間では約829円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
来週は堅調展開か。日米で決算発表が本格化する中でFOMCを消化するスケジュールで、欧州の中銀イベントも予定されている。
週末の2月3日には米国で雇用統計が発表される。月替わりで需給要因から株価が動く可能性もあり、慌ただしい1週間となるだろう。
注目はFOMC(1/31〜2/1)となるが、今回は利上げ幅が前回の0.5%から0.25%に引き下げられるとの見方が強まっている。0.5%の場合、失望売りは避けられないだろうが、ネガティブサプライズがなければFOMCは米国株を上に押し上げるイベントとなる可能性が高い。
31日にキャタピラーやコーニング、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、2月1日にメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)、2日にはアップル、アマゾン・ドット・コム、クアルコムなど有力企業の決算発表が目白押しで、相場への影響が一段と注視されるだろう。これらの結果次第では、リスクオンの流れに弾みがつく展開も期待できる。
国内も決算を材料に個別の物色が活況になると見込まれる。好悪材料が入り交じると思われるが、押し目があれば上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入りやすく、強い基調が続くと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(27日現在)
28833.24 ボリンジャー:+2σ(13週)
28247.38 ボリンジャー:+1σ(26週)
28001.67 ボリンジャー:+1σ(13週)
27897.14 ボリンジャー:+3σ(25日)
27738.76 均衡表雲上限(週足)
27422.37 均衡表基準線(週足)
27415.06 ボリンジャー:+2σ(25日)
27393.57 26週移動平均線
27382.95 均衡表雲上限(日足)
27382.56 ★日経平均株価27日終値
27369.86 均衡表雲下限(日足)
27220.17 200日移動平均線
27194.30 75日移動平均線
27170.10 13週移動平均線
27149.85 6日移動平均線
27042.68 均衡表転換線(週足)
26932.97 ボリンジャー:+1σ(25日)
26791.12 新値三本足陰転値
26745.37 均衡表雲下限(週足)
26698.73 均衡表転換線(日足)
26582.02 均衡表基準線(日足)
26539.76 ボリンジャー:-1σ(26週)
26450.88 25日移動平均線
26338.53 ボリンジャー:-1σ(13週)