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302円高と続伸、米株高追い風に
【市況】東京株式(寄り付き)=302円高と続伸、米株高追い風に
【寄り付き概況】

 
25日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比302円93銭高の2万6468円52銭。前日のNYダウ工業株30種平均は、新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待に加えて、バイデン新政権への移行が順調に進むとの見方が強まったことでリスクを取る動きが加速、初の3万ドル台で取引を終えるなど大幅上昇した流れを東京株式市場でも引き継ぎ、投資家が運用リスクを取る姿勢を強めている。
 
主力株中心に広範囲に買いが優勢となっている。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えない一方、ワクチン開発を見込んだ世界景気の改善期待から、原油市況も上昇するなどリスクオンムードが強い。日米ともに大型経済対策への思惑も株高を後押しする状況にある。景気敏感株を物色する一環で、鉄鋼や海運などに買いが集まっている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸。
 
個別では日産自、ファストリ、ファナック、信越化、ソニー、伊藤忠、ダイキンが買われている。アドテスト、東エレク、SUMCOなど半導体関連株も高い。

半面、富士通、コナミHD、東宝、ニチレイ、楽天、エムスリーが売られている。