米株高に追随し続伸も利食い売りで伸び悩む
東京株式(前引け)=米株高に追随し続伸も利食い売りで伸び悩む
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前場の東京株式市場は前日までの地合いを引き継ぎ上値追い基調を継続した。前日の米国株市場ではNYダウが5日続伸しており、これに追随する動きとなった。
海外ファンドによる先物への買いが現物株にも浮揚効果を与え、日経平均は一時130円あまり高い局面もあったが、前引けにかけ伸び悩んだ。
発表が本格化しつつある米主要企業の四半期決算で好調な結果が目立ち、市場心理を強気に傾けた。
オランダの半導体露光装置大手が年後半の業績に対して強気の見通しを示したことも関連株の先行きに対する不安を和らげており、東京市場では東エレクなど半導体関連株に買いが集まり相場全体を押し上げた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆224億円、売買高は5億9702万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1107だった。値下がりは859、変わらずは130銘柄だった。
業種別株価指数(33業種)は、鉱業、石油・石炭製品、海運業の上昇が目立った一方、パルプ・紙、電気・ガス業、食料品などが下落した。
個別では、ソフトバンクグループがしっかり、東京エレクトロンも上昇した。エーザイ、コマツも買い優勢だった。レーザーテックが急伸、ネオスも大幅高。ダイフク、日本トムソンなども買われた。出光興産やJXTGなど石油株が高い。
半面、ファーストリテイリングが反落、コーセーも安い。イートアンドが大幅安。エスケイジャパンが利食われたほか、TOKYO BASE、ペッパーフードサービスも大きく値を下げた。
東証2部株価指数は前日比0.87ポイント高の7376.53ポイントと4日続伸した。
出来高4627万株。値上がり銘柄数は245、値下がり銘柄数は149となった。
個別では、DNAチップ研究所がストップ高。インスペックは一時ストップ高と値を飛ばした。テクノ菱和、あじかん、日本ギア工業は年初来高値を更新。ファステップス、杉村倉庫、富士通コンポーネント、大和自動車交通、野崎印刷紙業が買われた。
一方、日本精蝋、ヤギ、川澄化学工業、エムジーホームが年初来安値を更新。アートスパークホールディングス、川崎近海汽船、三光合成、JMACS、省電舎ホールディングスが売られた。