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弱い米物価指標受け、米ドル売り進行。
【為替】弱い米物価指標受け、米ドル売り進行。
[概況]

10日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は軟調な動きとなった。NY時間に発表された7月米生産者物価指数(予想:前年比+2.2%、結果:前年比1.9%)が予想を下回る結果となり、米ドル売りを誘った。
 
109円台後半に位置していた米ドル円は、指標発表後にじりじりと下値を切り下げ、NY時間終盤には109.145円まで本日安値を更新している。
 
弱い物価指標が米金利の先高観を後退させたことによる米ドル売りが、本日の下落の背景であったことを考えると、本日NY時間(21:30)に予定される7月米消費者物価指数(予想:前年比+1.8%)の発表値も、米ドル円の値動きに大きく影響することが考えられる。
 
尚、東京時間に入り、水準は一段と下がっており、一時109円台を割れこむ場面もあった。6月の安値108.78円や、4月に示現した年初来安値である108.120円等を意識する展開へとつながる可能性もあり、価格動向には引き続き注意を払いたい。

[提供:カネツFX証券株式会社]