兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

反発スタート、2万9000円上回る
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、2万9000円上回る
【寄り付き概況】


17日午前の日経平均株価は、前営業日比83円74銭高の2万8952円65銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、7.72ポイント高の1989.68で始まった。

日経平均は2万9000円大台をにらむ展開。前日の米国株市場ではNYダウが5日続伸と強さを発揮し約3カ月半ぶりに3万4000ドル台を回復したが、ナスダック総合株価指数は小幅ながら反落した。小売大手の好決算を受けて消費関連株や景気敏感株が買われる一方、米長期金利の上昇を受けハイテクセクターは軟調な動きも目立った。ただ、東京株式市場では為替が円安に振れていることが追い風となっている。

日経平均は目先スピード警戒感も拭えず、取引時間中は米株価指数先物の動きを横にらみに神経質な値動きとなる可能性もあるだろう。

東京株式市場では「ダウ平均の上昇を受け、短期目線の投資家が日本株に買いを入れた」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成取締役)との声があった。取引開始前に7月の貿易収支や6月の機械受注統計の発表があったが、相場への影響はいまのところ限られている。


個別では、トヨタやホンダ、SUBARUが高い。ファストリが上昇し、日経平均をけん引している。半面、トレンドやオムロン、エムスリーが下げている。