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輸出関連の主力銘柄を中心に買い優勢か

輸出関連の主力銘柄を中心に買い優勢か
日経平均は心理的な上値抵抗だった75日線(24日:2万2193.95)を突破してきた。
価格帯別では2万2300-2万2500円の商いが積み上がっており戻り売り圧力が警戒されるだろうが、先高期待は高まりやすいだろう。
 
明日(25日)の東京株式市場は、外国為替市場での急激な円安・ドル高進行を追い風に引き続き輸出関連の主力銘柄を中心に買い優勢の推移となりそうだ。
もっとも決算発表が本格化するなか、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードは強く、物色についてもリバランスの動きが中心になりやすいところだろう。
 
日経平均は26週線(24日:2万2357.07円)を巡る攻防が注目される。
この辺りでは戻り一服感も強まりやすいが、同水準を抜いてくれば、調整完了とみた新規の買いが指数を上に押し上げる展開にも期待できる。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
 
23194.69  ボリンジャー:+1σ(26週)
22934.21  ボリンジャー:+2σ(13週)
22849.59  ボリンジャー:+3σ(25日)
22533.30  均衡表雲上限(日足)
22428.95  ボリンジャー:+2σ(25日)
22357.07  26週移動平均線
22330.81  ボリンジャー:+1σ(13週)
 
22278.12  ★日経平均株価24日終値
 
22238.42  均衡表基準線(週足)
22193.95  75日移動平均線
22120.90  6日移動平均線
22008.31  ボリンジャー:+1σ(25日)
21976.02  均衡表転換線(日足)
21727.41  13週移動平均線
21653.10  均衡表雲下限(日足)
21587.68  25日移動平均線
21519.45  ボリンジャー:-1σ(26週)
21477.35  200日移動平均線
21424.77  均衡表転換線(週足)
21354.07  均衡表基準線(日足)
21167.04  ボリンジャー:-1σ(25日)
21124.01  ボリンジャー:-1σ(13週)
21042.09  新値三本足陰転値
 
終値は2月2日以来の75日線超えを達成。
25日と200日の各移動平均線は日々線の下で上昇を続けており、騰勢が確認された形だ。75日線自体は下降しているが、傾きは緩やかになっているほか、5日線と75日線のゴールデンクロスも迫っている。
週足では26週線が2万2300円台半ばを走っており、この水準を抜けると、買い手優勢が一段と鮮明になろう。
 
ボリンジャーは+1σから+2σのレンジ内の動きが続いた。バンド自体はじわじわと上昇しており、出来高が膨らまないことと合わせて、今後は過熱感のない状態で緩やかな下値切り上げが予想される。
 

【信用規制・解除】
(24日大引け後 発表分)
 
■エムアップ <3661>
東証と日証金が25日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 
■GW <3936> [東証M]
東証と日証金が25日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。