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反発後、もみ合い展開か
【オープニングコメント】
反発後、もみ合い展開か

19日の日経平均株価は反発後、もみ合い展開となりそう。
前週末16日は、株価指数先物にまとまった売りが出て下げ幅を広げる格好となったが、現地16日にNYダウが4日ぶりに反発した動きを受け、買い優勢のスタートとなりそう。
ただ、欧米を中心とした新型コロナウイルスの感染再拡大などへの懸念もあり、上値は重く推移しそうだ。市場では、日経平均は前週末の終値(2万3410円)と比べて100円ほど高い2万3500円近辺まで上昇した後は、一進一退の展開になるのではとの見方があった。
買い手掛かりに乏しいことから、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同16日の大阪取引所終値比105円高の2万3515円だった。
 
22日に予定される2回目の米大統領選候補者のテレビ討論会を前に、様子見ムードも強まりそうだ。市場では「劣勢が伝えられるトランプ氏が討論会に向けて思わぬ手段で攻勢をかけて混乱が生じる可能性もあり、まずは内容を見極めたいとする投資家が多い」)との見方があった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(前週末16日終値は105円30−31銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同123円36−40銭)と小動き。
 
 
日程面では、国内は、取引開始前に財務省が9月の貿易統計の速報値を発表する。
取引開始後には、中国が7〜9月の国内総生産(GDP)などの主要経済指標を発表する。日経QUICKニュース(NQN)と日本経済新聞社が6日にまとめた中国エコノミスト調査によると、7〜9月期のGDP予想の平均は前年同期比5.2%増だった。中国では製造業を中心に経済の回復期待が強く、市場予想を下回った場合には日本株市場にもネガティブな影響を与えそうだ。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ラサ商事 <3023>
上期経常を58%上方修正。
 
■アグレ都市デザイン <3467>
上期経常を5.4倍上方修正。
 
■富士通ゼネラル <6755>
上期経常を一転40%増益に上方修正、通期も増額。
 
■フィードフォース <7068>
11月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
 
■島津製作所 <7701>
息を用いた新型コロナウイルス検査法を東北大学と開発。
 
■キムラユニティー <9368>
上期経常を2.2倍上方修正、通期も増額。
 
■ファーストコーポレーション <1430>
建築構造物に係る「新構造システム」に関する特許及び実用新案をベンチャー企業のサイエンス構造と共同出願。
 
■ニーズウェル <3992>
大手通信機器販売会社から経理・財務関連クラウドとInvoice PAサービスを受注。
 
■Amazia <4424> [東証M]
アニメ・マンガ関連英語ニュースサイト「Tokyo Anime News」をリリース。海外向け第一弾。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
19(月)
【国内】
9月貿易収支(8:50)
《決算発表》
光世証
 
【海外】
中国7-9月期GDP(11:00)
中国9月鉱工業生産(11:00)
中国9月小売売上高(11:00)
《米決算発表》
ハリバートン、IBM


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。