兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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「ダイズ?」
「ダイズ?」
「ダイズ?」
 
日経ヴェリタスの特集は「海外株で殖やす 下がる手数料、広がる選択肢」。
「海外株投資の魅力の1つはパフォーマンスの高さにある。
過去5年間の主要株価指数の上昇率は、米国のダウ工業株30種平均が57%、
インドのSENSEXは47%、ベトナムのVNは77%に及ぶ。
その一方で、日経平均株価は34%(TOPIXは22%)どまり。
ポートフォリオに海外株を加えれば、分散投資にもつながる。
投資先を国内株だけに絞るのはもったいない」。
総意味で海外株投資は人気があるのだろう。
「見えないものに投資はしない」という原理原則などどこ吹く風だ。
 
もっとも、いつも経済紙誌を見ていて思うのだが・・・。
例えば大豆やトウモロコシ、あるいは原油を買っている個人投資家さんって多いのだろうか。
レバレッジのかかった先物だから興味深いのかも知れないが、そんなに多いとは思われない。
それでも、長年記事が出ているのは不思議な現象。
業界のための記事、あるいは他の市場を類推するための記事なのだろうか。
長い間証券市場関係者をやっているが、寡聞にして「商品先物やっている」という人に出会ったことがない。
FXやビットコインはたくさん聞くのだが・・・。
 
老練な市場関係者のメールで紹介されていた言葉。
 
メールをいただきました。
「曲がりまくっている一部の市場関係者を見ていて、ある共通点に気付いたのですが、
ほとんど全員、人の話を聞けません(笑)。
人の話を聞けないから、相場の声を聞けるわけがないですし(笑)、いつもオレが、私が、の人ばかり。
空気が読めないから、勝てるわけがありません。
本当に笑ってしまいました。
人の話を聞けないって、一種の病気だと思います」。
「弱虫どもは弱虫が最大のリスクだと分かってないのでしょうね。
それが分からないまま1年が経ってしまった」
我々は防御力を銘柄に求める。
違う奴らは防御力をツール(各種ヘッジ)に求める。
決定的な違いです。
投げるようなモノは最初から買いません」。
強い。
 

(櫻井)