兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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買いが優勢の展開か
【オープニングコメント】
買いが優勢の展開か
13日の日経平均株価は買い先行後、上値を試す場面もありそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万3600円−2万3850円。
12日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比220ドル高の2万8132ドルで終えた。
米中貿易交渉が進展し、「第1段階で合意する」との見方から前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した。投資家の姿勢が強気に傾き、東京株式市場でも幅広い銘柄への買いが先行しそうだ。
中国関連株や半導体株、金融株には買いが入りやすいだろう。
シカゴ日経平均先物の3月限円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比300円高の2万3700円だった。
 
外国為替市場で「低リスク通貨」とされる円がドルに対し下落していることも、輸出株を中心に買い材料となる。ただ、日本時間の午前7時に投票締め切りを迎える英国総選挙で、市場が懸念する「合意なき離脱」が意識される結果となれば相場の重荷となる可能性もあり、注意が必要だ。
最大の注目はジョンソン首相率いる保守党が下院(定数650議席)での単独過半数確保に必要な326議席を獲得できるかだ。保守党が過半数を確保できず「合意なき離脱」が意識される結果となれば、日本株の下押し要因となる。
 
日程面では、国内は、日銀が8時50分に12月の企業短期経済観測調査を発表する。市場予想では、大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)はプラス2となり、9月短観の実績値プラス5から3ポイントの悪化が見込まれている。そのほか、株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を迎える。
 
海外では11月の米小売売上高が発表されるほか、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演が予定されている。
 

【好材料銘柄】
 
■キャンディル <1446>
東証が19日付で東証1部に市場変更する。
 
■シャノン <3976>
今期経常は77%増で4期ぶり最高益更新へ。
 
■デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576>
ロート製薬 <4527> と眼科用治療剤「DW-1001」のライセンス契約を締結。契約一時金に加え、開発に応じたマイルストーン、販売高に応じたロイヤリティを受領する予定。今期経常を5倍上方修正・15期ぶり最高益更新へ。
 
■メドレックス <4586>
帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LBT」の皮膚刺激性試験を実施。連続貼付時の皮膚安全性を確認。
 
■オンコリスバイオファーマ <4588>
中外製薬 <4519> とのがんウイルス療法「テロメライシン」のライセンス契約で第1回のマイルストーンを達成。中外薬から5億円を受領する。
 
■SAMURAI&J PARTNERS <4764>
8-10月期(3Q)経常は黒字浮上。
 
■フロンティアインターナショナル <7050>
上期経常は27%増益で上振れ着地。
 
■大塚家具 <8186>
ヤマダ電機 <9831> との資本提携を正式発表。ヤマダ電機を引受先とする約43億円の第三者割当増資を実施。ヤマダ電機の子会社となる。
 
■バルニバービ <3418>
8-10月期(1Q)経常は67%増益で着地。
 
■協和日成 <1981>
配当方針を変更し、配当性向30%を目標とする。20年3月期の期末配当から適用。
 
■アスモ <2654>
11月売上高は前年同月比1.2%増と5ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
13(金)
12月日銀短観(8:50)
メジャーSQ
《決算発表》
神戸物産、サンバイオ、モルフォ、エニグモ、クミアイ化、Mマート、フィット、土屋HD、日ハウスHD、フルスピード、アイ・ケイ・ケイ、アイスタディ、ブラス、ツクルバ、丸善CHI、ジェネパ、稲葉製作、J.S.B、リーガル不、フリービット、ネオジャパン、SKIYAKI、ジャストプラ、スマレジ、ステムリム、ナトコ、イトクロ、ウエスコHD、HyAS&Co.、ヤーマン、ウインテスト、MSOL、ジェイック、ハイレックス、梅の花、フジコーポ、浜木綿、ダブルエー、ブシロード、クロスフォー、オービス、総合商研、ミロク、正栄食、ファースト住、アルデプロ、明豊エンター、ギフト、OS映
 
【海外】
米11月小売売上高(22:30)
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。