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反発、円高一服でじり高歩調、海外筋の買い流入
東京株式(前引け)=反発、円高一服でじり高歩調、海外筋の買い流入
16日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比130円62銭高の2万3845円50銭だった。
15日の米国株式市場が休場だったほか、欧州主要株価の軟化が投資意欲を圧迫。「手掛かり材料が見当たらない」中で、方向感の定まらない展開で始まった。
しかし、海外市場で1ドル=110円30銭台まで上昇した為替相場が、東京市場では110円台後半まで円高一服。株式市場では主力株を中心に押し目買いや買い戻しが入り、日経平均は徐々に上値を切り上げた。
 
世界的な景気拡大期待を背景に、日本株の先高観を持つ海外投資家が主力株に買いを入れた。日経平均は一時152円高の2万3867円に上昇し、9日付けた昨年来高値2万3849円を上回った。
東証の主力株で構成する「東証株価指数(TOPIX)コア30」の午前終値は0.59%高だった。ファナックやソフトバンクなどといった指数への影響が大きな値がさ株が買われ、2銘柄で日経平均を40円程度押し上げた。ファストリも買われた
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
午前の東証1部の売買代金は概算で1兆1276億円、売買高は6億5095万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は889、値下がりは1057、変わらずは116銘柄だった。
 
個別では、ソフトバンクグループがしっかり、村田製やキーエンス、SMCが上昇した。SUBARUとデンソーも上がり、資生堂とアサヒも上昇が目立った。
モリテック スチールが急騰、ヨシムラ・フード・ホールディングスがストップ高となったほか、星光PMCも一時値幅制限いっぱいに買われた
 
一方、ロームが値を下げ、新日鉄住金とJFEは下落した。楽天は連日で昨年来安値を更新した。
メディアドゥホールディングスが急落、トランザクション、NISSHAなども大幅安となった。
 
東証2部株価指数は前日比3.11ポイント高の7571.20ポイントと3日続伸した。
値上がり銘柄数は203、値下がり銘柄数は248となった。
 
個別では、桧家ホールディングス、JESCOホールディングス、森組、福留ハムなど39銘柄が昨年来高値を更新。サイバーステップ、アクロディア、象印マホービン、トーソーが買われた。
 
一方、鉄人化計画<が昨年来安値を更新。アライドテレシスホールディングス、川口化学工業、ヤマシナ、ラピーヌが売られた。