兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

続伸後、堅調な展開か
【オープニングコメント】
続伸後、堅調な展開か
20日の日経平均株価は続伸後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3400円−2万3700円。
日経平均株価はきのう19日、5日ぶりに反発。現地19日の米国株式が上昇したこともあり、買い先行のスタートになろう。米国株式が高値圏にあるなか、日本株の出遅れ感が意識されそう。
 
市場では前日終値と比べ300円程度高い2万3700円台までの上昇を見込む声がある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比215円高の2万3585円だった。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(19日終値は110円11−12銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の前半(同118円94−98銭)と円安方向に振れている。円安を背景に、輸出関連銘柄を中心に見直しの動きが進むとみられる。
 
ただ、新型肺炎が経済や企業業績にどの程度影響を及ぼすか不透明感が払拭されたわけではなく、前日の日本株の反発は相場の底入れを示唆するものではないとの見方は多い。20日も買い一巡後は戻り待ちの売りなどに上値を抑えられる可能性が高い。
 
日程面では、きょうは2月の月例経済報告、1月の主要コンビニ売上高など。また、20年物国債の入札も予定。海外では1月の米景気先行総合指数、2月の米フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、インドネシア中銀の政策金利発表など。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ミサワ <3169>
前期経常を45%上方修正・5期ぶり最高益更新へ。
 
■ブイキューブ <3681>
感染症懸念から中止・延期となるイベントをオンラインで実施できるライブ配信サービスを強化。
 
■AOI TYO Holdings <3975>
今期経常は36%増益へ。
 
■PKSHA Technology <3993>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.18%にあたる36万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月20日から3月5日まで。
 
■ジーンテクノサイエンス <4584>
千寿製薬と開発を進めている眼科治療領域バイオシミラーの第3相臨床試験で最終患者の観察期間が終了。
 
■ピーエイ <4766>
今期経常は7.1倍増益へ。
 
■住友重機械工業 <6302>
加速器を用いたBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)治療システムとBNCT線量計算プログラムが医療機器・体外診断役部会で承認が了承された。
 
■ヒーハイスト精工 <6433>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.69%にあたる17万株(金額で4896万円)を上限に、2月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■佐渡汽船 <9176>
今期最終は黒字浮上へ。
 
■セレス <3696>
出資先であるアディッシュのマザーズへの新規上場が承認された。
 
■サンバイオ <4592>
日本医科大学と亜急性期外傷性脳損傷における「SB623」の有用性の検討に関する共同研究契約を締結。
 
■キャリアリンク <6070>
今期経常を8%上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
20日(木)
20年国債入札
 
【海外】
米2月フィラデルフィア連銀景気指数(22:30)
米1月景気先行指数(2/21 0:00)
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。