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257円安と反落、米株急落受けリスク回避の売り
【市況】東京株式(寄り付き)=257円安と反落、米株急落受けリスク回避の売り
【寄り付き概況】


29日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比257円03銭安の2万2255円05銭。
25日に確認された新型コロナウイルスの全米の1日当たり新規感染者数は4万人を超え、テキサス州などでは経済活動の規制を再強化した。前週末26日の米国株式市場はほぼ全面安で700ドルを超える急落となった。経済の正常化が遅れるとの見方から、東京株式市場にも主力株をはじめ広範囲に売りに押される展開でスタート。
 
海外投資家などのリスク許容度が大幅に低下していることから、東京市場でも景気敏感セクターに逆風が強い。
一方、外国為替市場では1ドル=107円台の推移と比較的落ち着いた動きにあるほか、日銀のETF買いの思惑もあり、売り一巡後下げ渋る動きとなるかどうかが注目される。また、きょうはジャスダック市場にエブレン <6599> が新規上場するが、同社株を含め新興市場の直近IPO銘柄や、全体指数に左右されにくい中小型材料株の動きにマーケットの視線が集まりやすいだろう。
 
業種別のTOPIXは全面安。鉄鋼、海運業、空運業の下げがきつい。
 
個別では、ソフトバンクG、ソニー、トヨタが売られ、東エレク、アドバンテス、信越化の半導体関連株も値を消した。任天堂、ファーストリテも軟調。また、村田製、京セラ、TDK、日本電産、日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機も下落している。このほか、三菱UFJ、三井住友、野村、第一生命の金融株が値を下げ、
 
半面、明治HD、みらかHDが買われ、FIG、システム情報、エアーテックも値を上げている。また、enish、ワイエイシイHD、ヤマシンフィルタも上昇している。
 
テクニカル的には第一カッター(1716)、矢作建(1870)、NIPPO(1881)、キューブシ(2335)、ジーフット(2686)、ニチレイ(2686)、グンゼ(3002)、ネクステ(3186)、綿半(3199)、CRE(3480)、JSB(3480)、TIS(3626)、enish(3867)、特種東海(3708)、トーモク(3946)、応化工(4186)、日オラクル(4716)、ホッカン(5902)、コロナ(5909)、エアーテック(6291)、アイホン(6718)、高速(7504)、PLANT(7646)、薬王堂(7679)、社宅(8945)、小田急(9007)、西鉄(9031)、丸全運(9068)、福山運(9075)、シルバーラ(9262)、東洋倉(9306)、日通信(9424)、邦ガス(9533)、ダイセキ(9793)、グローセル(9995)が動兆。
 
人気は窪田薬(4596)、AOI(3975)、リバーエレ(6666)、SAMURAI(4764)、アンジェス(4563)、千趣会(8165)、岡部(5959)、ザパック(3950)、タツモ(6266)、
アルペン(3028)、アース(4985)、ラックランド(9612)、バンクオブイノベ(4393)。