豪ドル円が戻り基調を強める。
【為替】豪ドル円が戻り基調を強める。
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19日の外国為替市場は豪ドル円が上昇した。背景には下記の2点が挙げられる。
1つは豪州と経済関係の深い中国の株式市場の上昇を好感したことだ。中国株上昇については米中の制裁関税の応酬が、事前に報道されていた内容の範疇で留まったことが要因のようで、上海株は前日比で1%を超える上昇率を記録した。
2つ目は、本日、世界経済フォーラムに出席した中国の李首相による、輸出促進のための通貨切り下げは行わないとの発言だ。この発言により人民元が買われ、その動きが豪ドルにも波及したと考えられる。
豪ドル円の動きをみると、序盤から継続的に買われる展開で、欧州時間に入った現在は、81円台の半ばで推移している。
この後の豪ドル円は、8/29高値81.800円を超えられるかがポイントで、仮に上抜けることができれば、次は節目82.00円や8/8の高値82.810円辺りが視野に入ってきそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]