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リスク回避の売りに押されるか

リスク回避の売りに押されるか
 
26日の日経平均が反発。終値は前日比104円高の2万2319円で、2月27日以来、約2カ月ぶりの水準まで回復してきた。
為替市場ではこう着ながらも1ドル109円台半ばでの推移が続いており、ドル高円安基調も安心感につながろう。
 
ただ、引け後、決算を発表したファナック<6954>は、今期計画はコンセンサスを下回っている。株価はこれを織り込む格好から低迷していたが、アク抜けは期待しづらい。
明日はファナックの動向でセンチメントを計ることになりそうだ。
 一方で、南北首脳会談の動向が刻々と伝えられ、その内容に市場の関心が集まる。

さて、日経平均は、今日も26週線が壁となった。米国株もまだ不安定な展開が続いている。
来週の東京株式市場は営業日が2日(5/1、5/2)しかなく、短期的には市場の空白期間の波乱を警戒して、リスク回避の売りに押される可能性があるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
23020.04  ボリンジャー:+3σ(25日)
22943.42  ボリンジャー:+2σ(13週)
22563.41  ボリンジャー:+2σ(25日)
22533.30  均衡表雲上限(日足)
22358.67  26週移動平均線
22337.01  ボリンジャー:+1σ(13週)
 
22319.61  ★日経平均株価26日終値
 
22238.42  均衡表基準線(週足)
22209.09  6日移動平均線
22158.20  新値三本足陰転値
22153.56  75日移動平均線
22106.78  ボリンジャー:+1σ(25日)
22077.04  均衡表転換線(日足)
21730.60  13週移動平均線
21658.61  均衡表雲下限(日足)
21650.15  25日移動平均線
21521.16  ボリンジャー:-1σ(26週)
21499.58  200日移動平均線
21424.77  均衡表転換線(週足)
21364.58  均衡表基準線(日足)
 
 
■東証主体別売買動向・4月第3週、外国人は1151億円と4週連続の買い越し
 
東京証券取引所が26日発表した4月第3週(4月16〜20日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が1151億3197万円と4週連続の買い越しとなった。前週は845億590万円の買い越しだった。
個人投資家は2443億6995万円と4週連続の売り越し。事業法人は31億5848万円と3週ぶりの売り越し。信託銀は18億9668万円と2週ぶりの買い越しだった。
 
 
【信用規制・解除】
(26日大引け後 発表分)
 
■パルマ <3461> [東証M]
東証と日証金が27日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。