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値上がり優勢、投資家心理が改善
【市況】東証グロース(前引け)=値上がり優勢、投資家心理が改善

東証グロース市場では、グロースCore、マザーズ指数は上伸。東証マザーズ指数の前引けは前週末比10.40ポイント(1.58%)高い667.69だった。上げ幅は一時2%を超える場面もあった。
新型コロナウイルス禍の小康を背景にした経済再開期待などで投資家心理が改善しており、新興市場でも幅広い銘柄に買いが入った。前週末の米長期金利が低下したこともグロース(成長)株の支援材料だった。
JTOWERやフリー、ウェルスナビが買われた。一方、メルカリやジーエヌアイは下落し、フロンテオは売り気配だった。
値上がり銘柄数331、値下がり銘柄数100と、値上がりが優勢だった。
 
市場では「米長期金利の上昇にやや一服感が出てきた。これまで売り優勢だったグロース株の値ごろ感に着目した買いも入っているようだ」との声も聞かれた。
 
個別では、セカンドサイトアナリティカがストップ高。シンバイオ製薬、ペルセウスプロテオミクス、マーキュリーリアルテックイノベーター、ログリーは一時ストップ高と値を飛ばした。富士山マガジンサービス、サンワカンパニー、日本情報クリエイト、プロパティデータバンク、シノプスなど9銘柄は年初来高値を更新。ギックス、ユーザベース、SKIYAKI、イメージ・マジック、サーキュレーションが買われた。
 
一方、メルカリ、Success Holders、神戸天然物化学、アルファポリスが年初来安値を更新。ENECHANGE、グローバルウェイ、プレイド、オンデック、東京通信が売られた。