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マザーズ指数は4日続落、利益確定売り
【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は4日続落、利益確定売り

東証マザーズ指数は前日比6.50ポイント安の1012.11ポイントと4日続落。
朝方こそ日米株の反発を好感して買いが先行したものの、その後メルカリなどの主力株やこのところ人気だった中小型材料株、直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心に売りが広がった。マザーズ指数は前場中ごろを過ぎて1010ポイント近辺に位置する25日移動平均線を割り込むと下げ足を速め、ランチタイムにはマザーズ先物でサーキットブレーカーが発動され、後場の寄り付き直後に971.48ポイント(前日比4.6%安)まで下落する場面があった。ただ、大引けにかけて25日線水準まで値を戻している。
個人投資家からの利益確定売りが出たほか、新規株式公開(IPO)に向けて手元資金を確保するため、バイオ関連やIT(情報技術)関連の一角に換金売りが出ているとの指摘もあった。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したグッドパッチは買い気配のまま売買が成立せず上場初日の取引を終えた。気配値を公開価格(690円)の2.3倍にあたる1587円に切り上げた。
 
売買代金は概算で2306.97億円。騰落数は、値上がり156銘柄、値下がり153銘柄、変わらず15銘柄となった。
 
 
個別では、サイバーセキュリティクラウド、GMO TECH、GMOメディアが一時ストップ安と急落した。コパ・コーポレーションは年初来安値を更新。コマースOneホールディングス、GMOリサーチ、ギフティ、オンコセラピー・サイエンス、ロコガイドが売られた。
 
一方、ビープラッツがストップ高。ナレッジスイートは一時ストップ高と値を飛ばした。フィット、フルッタフルッタ、ジェネレーションパス、cotta、GA technologiesなど10銘柄は年初来高値を更新。ピースリー、シェアリングテクノロジー、バリューデザイン、フィーチャ、アドベンチャーが買われた。