兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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堅調展開か
【オープニングコメント】
堅調展開か
22日の日経平均株価は反発か。
日経平均株価の予想レンジは、2万600円-2万800円。
21日のNYダウは反発し、240ドル高の2万6202ドルで終えた。小売業の好調な決算をきっかけに米景気を支える個人消費に対する安心感が広がった。米個人消費の堅調さを意識した21日の米株式相場の上昇を受けて日本株にも買いが先行するだろう。
 
一方、22日から始まる国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)に対する様子見姿勢もあり、持ち高を一方向に傾ける動きは出にくい。日経平均株価は6日の下落以降、2万800円の手前の水準が戻りの壁となる格好になっており、上値として意識されそう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(21日終値は106円54-56銭)、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の前半(同118円18-22銭)と小動き。為替相場の落ち着いた動きから、輸出関連銘柄が下支えとなる場面も想定される。
 
21日のシカゴ市場で日経平均先物9月物(円建て)の清算値は2万0685円と、大阪取引所の終値を115円上回った。
 
日程面では、6月の全産業活動指数、7月の白物家電出荷額などが発表される。海外では、7月の米景気先行総合指数、8月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、8月の独PMI速報値及びユーロ圏PMI速報値などの発表がある。また、米ワイオミング州ジャクソンホールで国際経済シンポジウム(~24日)が開催される。
 
 
【好材料銘柄】
 
■北日本紡績 <3409>
東証が22日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
■アセンテック <3565>
上期経常を一転6%増益に上方修正・最高益、通期も増額。
 
■ラクスル <4384>
東証が28日付で東証1部に市場変更する。
 
■リプロセル <4978>
順天堂大学との共同事業「ヒトiPS細胞由来神経細胞の成熟老化促進培地および創薬応用可能な評価方法の開発」がNEDO公募事業に採択。
 
■GameWith <6552>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.49%にあたる27万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月22日から10月31日まで。
 
■GA technologies <3491>
賃貸マンション・アパート専門のリノベーションサービスを提供するイエスリノベーションの全株式を取得し子会社化する。また、不動産マーケティングシステム運営のマーキュリーへ出資。
 
■インターネットイニシアティブ <3774>
産業用コンピュータ最大手の台湾アドバンテックが世界展開する産業分野向けIoTプラットフォーム「WISE-PaaS」の日本でのビジネス展開で協業。
 
■FHTホールディングス <3777>
子会社エリアエナジーが千葉県香取市の太陽光発電所を東時証券投資顧問に約3億円で売却する。通期業績への影響は現在精査中。
 
■インテリジェント ウェイブ <4847>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.0%にあたる26万株(金額で2億3400万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月21日から20年8月20日まで。
 
■江崎グリコ <2206>
発行済み株式数の1.36%にあたる94万5900株の自社株を消却する。消却予定日は8月30日。
 
■ZOA <3375>
発行済み株式数(自社株を除く)の7.97%にあたる12万6000株(金額で1億4万4000円)を上限に、8月22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
22(木)
6月全産業活動指数(13:30)
 
【海外】
米7月景気先行指数(23:00)
米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合(〜8/24)
《米決算発表》
セールスフォース・ドットコム

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。