兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

値下がり優勢、割高感が意識される
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、割高感が意識される

 
東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はともに軟調。東証マザーズ指数の終値は前週末比8.84ポイント(1.20%)安い727.94だった。米長期金利が上昇するなか、新興企業向け市場では割高感が意識されやすいグロース(成長)株の重荷となった。
 
市場では「20〜21日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、通常の3倍となる0.75%の利上げが見込まれる。さらに、政策金利見通し(ドットチャート)が切り上がるとみられ、FOMC通過後も金利の上昇圧力は強まりそうだ」との見方があった。
フリーやそーせい、メドレーなどの主力株が下落した。一方、GセキュリやTKP、GAテクノが上昇した。
値上がり銘柄数145、値下がり銘柄数321と、値下がりが優勢だった。
 
グロース市場上場2日目となるeWeLLは、9時に公開価格(1700円)の2.3倍となる3910円で初値を付けた。終値は4000円だった。
 
 
個別ではビーマップ、グローバルセキュリティエキスパート、マーキュリーリアルテックイノベーター、東京通信がストップ高。Finatextホールディングス、HOUSEIは一時ストップ高と値を飛ばした。ハイブリッドテクノロジーズ、ANYCOLOR、日本スキー場開発、サイバー・バズ、サンウェルズなど6銘柄は年初来高値を更新。キャンバス、ブリッジインターナショナル、ジィ・シィ企画、unerry、キャリアが買われた。
 
 一方、パルマがストップ安。FRONTEO、トランスジェニック、海帆、夢展望、cottaなど37銘柄は年初来安値を更新。スペースマーケット、VALUENEX、和心、スマレジ、クリーマが売られた。