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前場終値と比較してやや伸び悩み
【市況】東京株式(後場寄り付き)=前場終値と比較してやや伸び悩み
【後場寄り付き概況】
 
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比92円94銭高の2万3447円34銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、6.80ポイント高の1720.16で始まった。
前週末の米株高の流れを受けた買い優勢の展開が続き、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)とも堅調に寄り付いた。ただ、利益確定売りに押され、上値は重い。
 
外国為替市場では、1ドル=108円60銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
 
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約202億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で9472億円、売買高は6億3288万株だった。
 
個別では、ソフトバンクGは堅調で、ソニー、村田製、キーエンス、ダイキン、信越化、ファナック、キッコマンが高い。東エレク、SUMCO、日立は値を上げている。ファーストリテ、三菱商はしっかり。三菱UFJ、三井住友は強含み、JTは締まっている。
 
半面、テルモ、アステラス、エーザイ、武田、第一三共は売られ、積ハウス、コナミHD、アドテストが安い。オリンパス、オルトプラス、三井不、住友不、NTTドコモは値を下げている。
 
日経平均の足元でのレンジ相場は継続しやすく、リバランスの商いが中心になりそうである。上方修正など個別に材料の出ている銘柄等へは短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。
ただし、足元で強い動きをみせていた中小型株については、重要イベントを控えて、いったん利益確定に向かわせる可能性がありそうだ。
調整局面においての押し目買い意欲の強さが窺える半面、上値追いには慎重にならざるを得ないところでもある。