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様子見ムードか

様子見ムードか
15日の日経平均は4日ぶりに反落。終値は前日比104円安の2万3454円だった。
前日に7カ月ぶりの高値をつけていたことや、自民党総裁選を終えていったん材料出尽くしとなったことで利益確定売りが優勢になった。
取引時間中は中国の8月の鉱工業生産、小売売上高の回復を受けて下げ渋ったが、戻りにさほど勢いはなく様子見ムードのままだった。
 
明日16日の東京株式市場は、様子見ムードか。16日に日銀金融政策決定会合(17日まで)、現地15日にFOMC(米連邦公開市場委員会、16日まで)を控え、結果を見極めたいとして売買が手控えられる可能性がある。日米ともに金融緩和の継続が予想されるが、特にFOMCについては、米景気が回復傾向にあることから、一部で思惑視される追加緩和策がなく、売りにつながるリスクも指摘される。
大型株は手掛けづらく、きょうの動きが良かった新興市場の優位性が強まりそうだ。
 
マザーズ指数はきょうの大幅高で9月2日につけた高値1183ポイントが射程圏内に入ってきた。25日線がサポートとして効いており、依然として基調は強い。
今週は17日に久々のIPOがあり、翌週4連休を終えた後から月末(9/30)までには、6営業日で8銘柄が新規上場する。8月のIPOでは急騰銘柄が続出し、マザーズ市場全体にも好影響が波及した。8月の再来を予感させるような動きが新興市場で見られるかに注目したい。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
 
24757.34  ボリンジャー:+2σ(26週)
24238.42  ボリンジャー:+3σ(13週)
23742.44  ボリンジャー:+2σ(13週)
23733.84  ボリンジャー:+3σ(25日)
23547.30  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
23454.89  ★日経平均株価15日終値
 
23360.76  ボリンジャー:+1σ(25日)
23327.14  6日移動平均線
23246.47  ボリンジャー:+1σ(13週)
23230.46  均衡表転換線(日足)
23174.32  ボリンジャー:+1σ(26週)
23174.23  25日移動平均線
23039.64  均衡表基準線(日足)
22987.69  ボリンジャー:-1σ(25日)
22882.65   新値三本足陰転値
22801.15  ボリンジャー:-2σ(25日)
22750.50  13週移動平均線
22717.96  75日移動平均線
22646.11  均衡表転換線(週足)
22614.61  ボリンジャー:-3σ(25日)
22286.61  均衡表雲上限(日足)
 
 
ローソク足は胴体部分の短い陽線を引いたが、長い下ヒゲは5日線を割り込まなかった。一目均衡表で基準線が上向いたこともあり、上昇トレンド中の底固め場面となった。ボリンジャーバンドでは+1σと+2σで形成するボックス内で推移して終値は+2σ側に位置し、上放れを窺う態勢をキープしている。