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大幅続伸、米中協議の結果好感し買い優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=大幅続伸、米中協議の結果好感し買い優勢
【寄り付き概況】

 
15日の寄り付きの日経平均株価は大きく買い優勢で続伸して始まった。始値は前週末比264円84銭高の2万2063円71銭。
 
注目された米中の閣僚級貿易協議は、米国の農産品について中国が輸入拡大することで暫定合意、15日に計画されていた対中追加関税引き上げも延期となった。足もとはこれを好感する形で11日の米株市場はNYダウが大幅高、前日は小反落したもののリスクオンの流れが東京株式市場にも及んでいる。
外国為替市場で1ドル=108円台前半の推移と円安に傾いていることも主力株中心に追い風材料。
ただ、米中協議を巡る不透明感は依然として拭えず、英国のEU離脱問題も意識されるなか、上値では戻り売り圧力も意識されそうだ。国内の台風被害による経済への影響も警戒される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に鉄鋼、建設、海運、金属製品、ガラス土石など。
 
個別では、ファナックも大幅高。トヨタが堅調で、ホンダ、東エレク、村田製、アドバンテス、ソニーが買われ、任天堂は底堅い。三菱UFJ、三井住友が値を上げ、東京海上は強含み、第一生命は大幅続伸。ソフトバンクG、 NTT、OLCが上昇している。
 
半面、JR東日本、7&iHDが小安く、楽天は軟調。バンナムHDがさえず、コロプラは大きく値を下げている。
 
 
テクニカル的には、大末建(1814)、西松(1820)、ナカノフドー(1827)、五洋(1983)、日基礎(1914)、ユアテック(1934)、SBS(2384)、Jオイル(2613)、ABC(2670)、セブンアイ(3382)、帝人(3401)、SUMCO(3436)、セ硝(4044)、アイカ工(4206)、中国塗料(4617)、サカタインクス(4633)、デクセリ(4980)、北興化(4992)、住友ゴム(5110)、合同鉄(5410)、冶金工(5480)、三井金(5706)、邦チタ(5727)、東プレ(5975)、平田機工(6259)、荏原(6361)、前沢工(6489)、TDK(6762)、新電工(6967)、日東電工(6988)、日ケミ(6997)、極東開発(7226)、ティラド(7236)、愛三工(7283)、ピジョン(7956)、信越ポリ(7970)、オンワード(8016)、ユニチャーム(8113)、三益半(8155)、野村(8604)、水戸(8622)、インテリ(8940)、商船三井(9104)、川船(9107)、USENNEXT(9418)、CSP(9740)、北沢産(9930)が動兆。