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184円安、売り優勢、円高・ドル安進行を嫌気
【市況】東京株式(寄り付き)=184円安、売り優勢、円高・ドル安進行を嫌気
【寄り付き概況】

14日寄り付きの東京株式市場は売り優勢の展開、日経平均株価は前週末比184円安の1万9545円と4日続落のスタート。
その後、取引時間中では5月19日以来約3カ月ぶりに1万9500円台を割り込んだ。
北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒感が引き続いていることに加え、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることから、輸出関連の主力銘柄中心に売りが優勢となっている。
 
14日午前9時の東京外国為替市場では、1ドル=109円20銭台と、10日夕刻に比べて円高・ドルが進行している。
 
前週末11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比14.31ドル高の2万1858.32ドルと4日ぶりに反発した。前日のNYダウ平均株価が200ドルを超える大幅下落だったこともあり、アップルなどハイテク関連銘柄の一角に押し目買いが入り、全体相場を支えた。ただ、北朝鮮を巡る情勢緊迫化への警戒感は根強く、上値を追う動きは限定的となった。ナスダック総合株価指数は、前日比39.684ポイント高の6256.556と4日ぶりに反発した。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、3業種が高く、値上がりはゴム製品、紙・パルプ、石油・石炭。値下がりで目立つのは鉄鋼、ガラス・土石、銀行、精密機器など。
 
個別では、任天堂が大量の売りを浴び、ソフトバンクG、ファーストリテは下押し。みずほFG、三菱UFJなどメガバンクが下落し、東京海上、野村も金融株も売られている。トヨタ、ソニーの売りが厚く、ファナック、東エレク、武田、アステラス薬など下落している。
 
半面、三井金が大幅高となり、信越化は強含み。リクルートHD、資生堂が買われ、アサヒも値上がりしている。


外資系等は、コスモスエン(5021)、ショーボンド(1414)、THK(6481)、アルバック(6728)、朝日インテ(7747)、ペプチド(4587)、JXTG(5020)、マツキヨ(3088)、エンジャパン(4849)、SUMCO(3432)、日立(6501)、日特塗(4619)、クラレ(3405)、じげん(3679)、日セラ(6929)、フルヤ金(7826)、東芝(6502)。
東芝はJPモルガンがOverweightに格上げ。
 
225先物は野村・HSBC・みずほ・クレディ・メリルが買い越し。
アムロ・モルスタ・シティ・SBI・ドイツ・JP・パリバが売り越し。
TOPIX先物は三菱・クレディ・パリバ・JP・大和・ドイツが買い越し。
モルスタ・シティ・アムロ・GS・メリル・みずほが売り越し。
 
テクニカル的には、マルハ(1333)、前田建(1824)、イチケン(1847)、日清粉(2002)、森永菓(2201)、スタジオアリ(2305)、キャリアDC(2410)、ビックカメラ(3048)、帝国繊維(3302)、Klab(3656)、大日精(4116)、リゾートトラ(4681)、ファンケル(4921)、シーズ(4924)、JXTG(5020)、ニッタ(5186)、太平洋セ(5233)、東洋炭素(5310)、東京製鉄(5423)、石川製(6208)、新興プラン(6379)、サンデン(6444)、オリジン(6513)、サンケン(6513)、SMK(6793)、Uアローズ(7606)、長野計器(7715)、メニコン(7780)、大日印(7912)、藤森工(7917)、ミズノ(8022)、紙パ商(8032)、内田洋行(8057)、MTI(9438)、東映(9605)、アイン(9627)が動兆。