兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

「株価は景気や業績ではなく大衆心理で動くもの」
「株価は景気や業績ではなく大衆心理で動くもの」
 
「株価は景気や業績ではなく大衆心理で動くもの」
 
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
6月の米消費者信頼感指数は98.1と前月の85.9から上昇。
「景気の落ち込みにひとまず歯止めがかかった格好」と好意的解釈。
ただ「感染再拡大が回復の道筋を阻害する恐れもあり、先行きへの不安は根強い」という声もある。
FRBのパウエル議長は議会証言。
「経済の道筋は著しく不透明」だとコメント。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は「安全で有効なコロナワクチンが得られる保証はない」と警告。
新型コロナの感染第2波も懸念されている。
先週の新規感染者数は前週から46%増加。
21州でのコロナ検査の陽性率はWHOが懸念する水準を上回った。
それでも株高だった月末。
S&P500種は四半期ベースで19%上昇。
1998年以降で最大の伸び。
NYダウは四半期で約18%上昇と87年以降で最大。
NASDAQは30%上昇。
99年以降で最大となった。
10年国債利回りは0.657%。
2年国債利回りは0.154%。
ドルはユーロや円に対して上昇。
「ドルの上昇は6月10日から始まっており、もう一段の上昇が期待できる」という見方もある。
恐怖と欲望指数は48→47。
 
火曜の日経平均は寄り付き340円高、終値293円安の22288円。
一時前日比453円高まであったが後場上昇幅を縮小しほぼ安値引け。
日足は2日連続の陰線。
月足は3か月連続陽線。
22408円―22281円に空いた小さな窓をヒゲでは埋めた。
「前引けにかけてマザーズ先物が急落するなど小型株に売り物が一斉に出た。
月末、上半期末という特殊な日らしい出来事」という声もある。
6月の日経平均は410円(1.9%)高。
昨年末比での半年間パフォーマンスでは1368円(5.8%)マイナス。
東証1部の売買代金は2兆2426億円。
値上がり1093銘柄(前日506銘柄)。
値下がり991銘柄(前日1613銘柄)。
新高値71柄(前日74銘柄)。
新安値7柄(前日10銘柄)。
騰落レシオは92.51(前日97.01)。
2日連続の2ケタ。
NTレシオは14.30倍と週末の今年最大値14.27を上回った。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
右肩上がりの25日線(22397円)からは0.49%のマシナスかい離。
2日連続で上回れず。
右肩上がりの75日線は20281円。
右肩上がりの200日線(21857円)から1.97%のプラスかい離。
右肩下がりの5日線(22317円)から0.13%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.436%(前日▲14.923%)。
買い方▲8.678%(前日▲8.858%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲23.000%(前日▲23.642%)。
買い方▲11.156%(前日▲10.219%)。
空売り比率は41.1%(2日連続40%超)。
空売り規制なしの比率は8.1%。
6月26日時点の信用売り残は1131億円増の1兆267億円。
2週連続の増加。
1兆円台は3月27日の週以来。
その前は12月20日の週まで4週連続1兆円台だった。
同信用買い残は672億円増の2兆2154億円。
3週連続増加。
2兆円台は7週連続。
ボトムは3月27日週の1兆7545億円。
ピークは1月31日週の2兆4637億円。
金額ベースでの信用倍率は2.16倍(前週は2.35倍)。
日経HVは27.2、日経VIは29.12。
日経平均採用銘柄の予想PERは18.08倍(前日17.90倍)。
前期基準では17.52倍。
EPSは1232円(前日1228円)。
暫定PERは17.50倍。
計算上のEPSは1273円。
225のPBRは1.07倍。
BPSは20830円(前日20750円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.53%(前日5.59%)。
配当利回りは2.06%。
東証1部全銘柄だと予想PERは21.29倍。
前期基準では18.76倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.18倍。
ドル建て日経平均は206.79(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は1円高の2096円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1807円(前日1713円)。
東証1部の時価総額は594兆円(前日591兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の22285円。
高値22420円、安値22150円。
大証夜間取引終値は日中比80円高の22310円。
気学では「一方に偏して動く日。足取りについて駆け引きせよ」。
木曜は「下げ来りて尚安きは小底日となる」。
金曜は「下より買い、上寄り売りの日」。
ボリンジャーのプラス1σが22826円。
収束継続。
一目均衡の雲の上限は20336円。
31日連続で雲の上。
白く右肩上がりの勝手雲の上限は22217円。
2日ぶりに雲の上。
RSIが40.70。
RCIが45.88。
7月1日の上昇確率は69.0%、2日が56.1%。
日経平均は5日線(22317円)と25日線(22397円)を超えることが求められる。
日銀短観の評価が気にかかる水曜日は今年12勝11敗。
日銀短観大企業製造業DIは▲34で着地。
前回マイナス▲8、市場予想は▲31。
非製造業DIは▲14。
前回は△8だった。
 
《今日のポイント7月1日》
 
(1)NY株式は続伸。
   ダウ輸送株指数は120ポイント高の9173ポイントと続伸。
   SOX指数は2.70%上昇。
   VIX指数は30.43。
   
(2)NTレシオは14.30倍と週末の今年最大値14.27を上回った。
   サイコロは5勝7敗で41.67%。
 
 
(3)空売り比率は41.1%(2日連続40%超)。
   6月26日時点の信用売り残は1131億円増の1兆267億円。
   2週連続の増加。
   1兆円台は3月27日の週以来。
   その前は12月20日の週まで4週連続1兆円台だった。
   同信用買い残は672億円増の2兆2154億円。
   3週連続増加。
   2兆円台は7週連続。
   ボトムは3月27日週の1兆7545億円。
   ピークは1月31日週の2兆4637億円。
   額ベースでの信用倍率は2.16倍(前週は2.35倍)。
 
 
(4)シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の22285円。
   高値22420円、安値22150円。
   大証夜間取引終値は日中比80円高の22310円。
 
(5)ボリンジャーのプラス1σが22826円。
   収束継続。
   一目均衡の雲の上限は20336円。
   31日連続で雲の上。
   白く右肩上がりの勝手雲の上限は22217円。
   2日ぶりに雲の上。
 
(6)7月1日の上昇確率は69.0%、2日が56.1%。
   日経平均は5日線(22317円)と25日線(22397円)を超えることが求められる。
   大企業製造業DIは▲34で着地した日銀短観の評価も気にかかる水曜日は12勝11敗。
 
 
 
今年の曜日別勝敗(6月30日まで)

月曜10勝13敗
火曜14勝10敗
水曜12勝11敗
木曜10勝15敗
金曜12勝12敗。
 
月間ベースでは日経平均株価は1.9%高、3カ月続伸。
TOPIXは0.3%安、3カ月ぶりに反落。
東証マザーズ指数は3.0%高、3カ月続伸。
日経ジャスダック平均は0.8%高、3カ月続伸。
東証2部指数は7.2%高、3カ月続伸。
東証REIT指数は2.0%安、2カ月ぶり反落。
 
小さなウソは許されないが大きなウソは許されるのかも知れない。
それが香港の国家安全法施行。
英国から中国に香港の主権が返還されて23年。
高度な自治を返還後50年間にわたって保障した「一国二制度」は事実上消滅。
英国は100年前の約束を守って99年の租借で返した。
受けた中国は23年で約束を反故に。
中華人民共和国政府は2047年まで香港で社会主義政策を実施しないことを約束した。
これは事実。
でも大きなウソは許されるのだから不可解ではある。
 
失業率は2.9%。
完全失業者は197万人。
有効求人倍率は1.20倍で4年10か月ぶりの低水準。
低下幅は1972年以来。
鉱工業生産は前月比8.4%低下の79.1。
現行基準で比較可能な2013年1月以降では最低を更新。
リーマン・ショック後の09年3月(79.0)に並ぶ悪い水準。
それでも昨日の日経平均は一時400円以上の上昇。
教科書的には株価は景気と業績に連動するはず。
そうではないのが現実。
となると・・・。
経済指標の発表スクジュールやその中身に一喜一憂するのは無駄なのかも知れない。
異様に詳しくスケジュールを追うFXの連中には理解不能かも知れない。
でもそれが現実である以上は甘受するしかない。
株価は景気や業績ではなく大衆心理で動くもの。
そう考えるべきなのだろう。
 
火曜のNYダウは217ドル高の25812ドルと続伸。
NASDAQは184ポイント高の10058ポイント。
S&P500は47ポイント高の3100ポイント。
ダウ輸送株指数は120ポイント高の9173ポイントと続伸。
SOX指数は2.70%上昇。
VIX指数は30.43。
3市場の売買高は107億2000万株(過去20日平均は135.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比175円安の22245円。
ドル建ては大証比日中比120円安の22300円。
ドル円は107.92円。
10年国債利回りは0.657%。
2年国債利回りは0.154%。
 
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
インパクト(6067)・・・動兆
 
インパクトに注目する。
同社は電子看板を中心とした店頭販売促進施策が中核。
覆面店舗調査やデータベース提供も。 
高単価デジタルサイネージが拡大基調。
子会社でアフターコロナに向けて非接触ボタンをトリガーとした手かざしサイネージシステムを開発。


(兜町カタリスト櫻井)