いまいち冴えない米ドル円。
【為替】いまいち冴えない米ドル円。
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16日の欧米為替市場は、米ドル円の上値が重かった。理由は、予想を下回る米小売売上高だ(前月比 結果:-0.3% 予想:0.3%)。これを受けFRBによる利下げ観測が強まり、その結果米ドル円は上値を抜けきれなかったというわけだ。値動きは、欧米時間入ってから108円台半ばが中心で、それは終盤まで変わらなかった。
そんななか、上昇が目立ったのが英ポンド円で、一時140.00円まで上昇する場面があった。上昇の理由は、英国とEUの離脱協定協議への進展期待だろうか。
ただ、同問題は昨日一部報道が離脱を巡る合意を悲観的に伝えていることや、そもそも合意には英国議会の承認も必要であろうことから、まだ成り行きを見守る必要はありそうだ。というわけで、英ポンド円は大台である140.00円付近で上値が重くなると予想する。
[提供:カネツFX証券株式会社]