底堅い展開か。
底堅い展開か。 |
6月最初の取引となる本日の日経平均が反発。終値は前週末比184円高の2万2062円で、2月26日以来、約3カ月ぶりに2万2000円の大台を回復した。米中対立の警戒感が少し和らいだことと、国内の経済活動が一段と回復するとの期待感から買いが広がった。中国などアジア株が大きく上げたこともプラスに働いている様子。
ただ、東証1部では値上がり銘柄よりも値下がり銘柄の方が多かった。先週、日経平均が3桁上昇となった5月25日から28日までの4営業日では、すべて値上がり銘柄数が値下がりを大きく上回っており、さすがに高値警戒感も意識される。
明日2日の日経平均株価は、底堅い展開か。
東京都が1日から休業要請の緩和段階を「ステップ2」に進め、経済活動再開への期待が強まり、1日の株高につながったが、市場では指数上昇要因として好需給を指摘する向きが多い。
今日、TOPIXは後場マイナス圏に沈む場面もあり、高値(1573.47p)は5月28日の高値(1578.50p)を上回ることができなかった。明日はハイテク株およびTOPIXの動向に注意を払っておきたい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
24079.31 ボリンジャー:+3σ(13週)
23714.43 ボリンジャー:+1σ(26週)
22738.90 ボリンジャー:+3σ(25日)
22566.09 ボリンジャー:+2σ(13週)
22565.14 均衡表雲上限(週足)
22062.39 ★日経平均株価1日終値
21951.52 ボリンジャー:+2σ(25日)
21660.28 200日移動平均線
21548.11 6日移動平均線
21499.31 均衡表雲下限(週足)
21425.73 26週移動平均線
21271.17 新値三本足陰転値
21248.19 均衡表転換線(日足)
21164.13 ボリンジャー:+1σ(25日)
21052.88 ボリンジャー:+1σ(13週)
20509.82 均衡表基準線(日足)
20376.74 25日移動平均線
20237.07 均衡表基準線(週足)
20235.57 75日移動平均線
ローソク足は6本連続陽線を引くとともに5日線は株価下方で上向きをキープ。終値は5月28日に突破したばかりの200日線を上放れて強い上昇基調を裏付けた。
一目均衡表では転換線が上昇を続けたほか、先週末は横ばいだった基準線が再び上向き、上値追い地合いの継続を示唆している。
ただ、25日線との上方乖離率は8.27%と依然として買われ過ぎの目安となる5%を超過しており、短期的な反動安リスクの高まりにも留意したい。