兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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小幅反落か
【オープニングコメント】
小幅反落か
 
 
10日の日経平均株価は小幅に反落か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3300円−2万3450円。
9日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前週末比105ドル安の2万7909ドルで終えた。米国株安を受けて売りに押される展開を予想する。
ただ、新たな悪材料が出てきたわけではなく、ドル円も比較的落ち着いていることから、そこまで大きな下げにはならないだろう。
 
日経平均は年初来高値圏にあるため、利益確定売りも出やすいだろう。
市場では前日終値(2万3430円)をやや下回る水準で方向感に乏しい展開を見込む声が聞かれた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比70円安の2万3370円だった。
 
外国為替市場で円相場は1ドル=108円台半ばと前日17時時点からほぼ横ばいで推移している。12日には欧州で欧州中央銀行(ECB)理事会や英総選挙の投開票なども予定され、10日の東京市場では積極的に持ち高を傾ける動きは限られそうだ。
 
日程面では、国内は11月の工作機械受注額(速報値、日本工作機械工業会)が発表になる。テクノフレックス(3449)が東証2部市場に、ALiNKインターネット(7077)が東証マザーズ市場に新規上場する。
 
海外では11月の中国消費者物価指数(CPI)などが発表される。内容次第で、上海株だけでなく日本株にも影響が出る可能性がある。ストックホルムでは吉野彰・旭化成名誉フェローのノーベル化学賞授賞式が開かれる。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■安江工務店 <1439>
人工知能「RRAI(ダブルアールアイ)」を活用したリノベーション事業を提案。
 
■テラ <2191>
新株予約権の行使における適切性を調査していた第三者委員会の報酬額が確定し、1900万円特別利益を19年12月期に計上。また、鶴見大学と末梢血循環腫瘍細胞をがん抗原として用いるための共同研究契約を締結。
 
■学情 <2301>
今期経常は16%増で5期連続最高益、5円増配へ。
 
■アイスタディ <2345>
ブロックチェーン企業のStake Technologiesと業務提携。企業ニーズに合わせてブロックチェーンの導入・開発を支援する。
 
■GA technologies <3491>
今期経常は50%増で4期連続最高益更新へ。
 
■システム ディ <3804>
前期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
 
■セントラル硝子 <4044>
AGC <5201> と国内建築用ガラス事業を統合することで合意。
 
■カオナビ <4435> [東証M]
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■日本創発グループ <7814>
12月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。また、総合印刷業の研精堂印刷の株式の44.96%を取得し持分法適用関連会社化する。
 
■アルトナー <2163>
2-10月期(3Q累計)経常が15%増益で着地・8-10月期も29%増益。
 
■リミックスポイント <3825>
子会社のビットポイントジャパンが仮想通貨の預入サービスを再開。
 
■ヘリオス テクノ ホールディング <6927>
子会社の日本技術センター、およびテクノリンクをNTホールディングに売却する。また、半導体開発及び設計事業の新会社を設立する。
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
10(火)
11月マネーストック(8:50)
11月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
《決算発表》
シーイーシー、アスカネット、ベステラ、大盛工業、テンポスHD、サトウ食品、アマガサ、アールエイジ、山岡家、グッドコムA、SYSHD、トビラシステム、サムコ、トランザス、マツモト、トーホー、シルバーライフ、きんえい
 
【海外】
中国11月消費者物価指数(10:30)
中国11月生産者物価指数(10:30)
独12月ZEW景況感指数(19:00)
FOMC(〜12/11)


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。