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続落、米株安が重荷
【市況】東京株式(寄り付き)=続落、米株安が重荷
【寄り付き概況】


10日の日経平均株価は小幅に続落して始まった。始値は前日比61円06銭安の2万8799円74銭。
 
前日の欧米株市場は高安まちまちだったものの買い手控えムードが強く、米国株市場では主要株指数が揃ってマイナス圏で着地した。ただ、ナスダック総合指数は引け際にマイナスに転じたものの取引時間中は上値指向が強かった。米長期金利が1.4%台後半まで低下しており、東京市場でもハイテク株の下値を支える材料となりそうだ。

明日にオプションSQ算出を控え、ECB理事会や米消費者物価指数の発表も前にして日経平均は狭いゾーンでのもみ合いが予想されるが、個別株物色の動きは活発だ。国内の新型コロナワクチンの普及を背景に、コロナ収束後を意識した個人消費関連株の一角などに物色の矛先が向く可能性があるだろう。

セクター別では、水産・農林業、繊維製品、銀行業、倉庫運輸関連、建設業などが値下がり率上位、空運業、不動産業、陸運業、電気・ガス業、医薬品などが値上がり率上位に並んでいる。
 
東証1部の売買代金上位では、エーザイ、ルネサス<、トヨタ、三菱UFJ、KDDI、クボタ、信越化、コマツ、JT、OLCなどが下落している。
 
一方、レーザーテック、ANA、ダイキン、三井不、花王<、テルモ、塩野義薬、マネックスGなどが上昇している。