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日経ジャスダック平均は反落、投資家心理も急激に悪化
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反落、投資家心理も急激に悪化
 

日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比6円91銭安い3712円78銭だった。
朝方は前日の米国株高や円安進行などの外部環境の好転を背景に買いが先行して始まった。ただ、その後は新型肺炎に対する先行き不透明感が広がったことで、次第に買い見送り気分が強まった。
その後は、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船の乗客2人が死亡したと伝わったことにより、新型肺炎問題への警戒感が急速に高まり、投資家心理も急激に悪化する格好となった。
ワークマンやセリアは安い。半面、株主還元強化が好感されたブロッコリーは大幅高となったほか、TOB(株式公開買い付け)が発表された沢田HDが堅調。新型肺炎関連の中京医薬、重松製は商いを伴って上昇した。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で591億円、売買高は1億1619万株だった。値上がり銘柄数は275、値下がり銘柄数は338となった。
 
個別では、地域新聞社、プラネット、ANAP、レッド・プラネット・ジャパン、ほぼ日など9銘柄が昨年来安値を更新。クリエアナブキ、セレスポ、多摩川ホールディングス、アルファクス・フード・システム、ジェイホールディングスが売られた。
 
 一方、グッドライフカンパニー、大谷工業、ソレキアがストップ高。中京医薬品、MICS化学は一時ストップ高と値を飛ばした。エヌアイデイ、ナトコ、ユニバーサル園芸社、アクモスは昨年来高値を更新。ブロッコリー、豊商事、エムケイシステム、第一商品、パシフィックシステムが買われた。