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値上がり優勢、好決算材料に買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、好決算材料に買い

 
東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はともに上伸。東証マザーズ指数の終値は前日比19.62ポイント(2.69%)高い750.21と、4月18日(751.61)以来約4カ月ぶりの高値だった。上げ幅は一時3%に迫った。前日の米長期金利の低下を手がかりに国内新興市場ではグロース(成長)株を中心に買いが入り、指数を押し上げた。前日発表の決算を材料とした売買も目立った。
 
市場では「マザーズ指数は日経平均やTOPIXなどと比べると戻りが鈍い印象が強い。出遅れ感のあるグロース市場の成長株には見直し買いが入りやすくなっている」(国内証券)との声が聞かれた。東証グロース市場ではフリーやメドレー、ジーエヌアイが上げた。一方、フロンテオは制限値幅の下限で配分された。
 
値上がり銘柄数343、値下がり銘柄数118と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、くふうカンパニー、キャンバス、ラクオリア創薬、ポート、SIホールディングスがストップ高。ジィ・シィ企画、コアコンセプト・テクノロジー、イーディーピー、ラストワンマイルは一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、LAホールディングス、ジェネレーションパス、GA technologies、アズームなど22銘柄は年初来高値を更新。プロジェクトカンパニー、グローバルセキュリティエキスパート、TDSE、Kudan、トレンダーズが買われた。
 
 一方、FRONTEO、窪田製薬ホールディングスがストップ安。ピクスタ、スペースマーケット、アイキューブドシステムズ、クリングルファーマ、ヌーラボなど12銘柄は年初来安値を更新。サイジニア、ウェッジホールディングス、ブロードマインド、ITbookホールディングス、サンウェルズが売られた。