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高値もみ合い、小売株の一角に買い
【市況】東京株式(後場寄り付き)=高値もみ合い、小売株の一角に買い
【後場寄り付き概況】

15日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比359円66銭高の2万2158円53銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、22.39ポイント高の1617.66で始まった。
 
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれも高値圏でもみ合っている。米国の対中制裁関税引き上げの延期を受けて大幅高となった前場の流れを引き継ぎ、小売株など主力株の一角が買われている。
 
外国為替市場では、1ドル=108円30銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約95億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆2354億円、売買高は7億3639万株だった。
 
個別では、ファーストリテがじり高で、ソフトバンクGは堅調を持続。三菱UFJ、三井住友はしっかり。SUMCO、東エレク、ファナックが高く、任天堂、村田製は小幅高。スズキ、トヨタ、第一三共や積ハウスは値を上げている。
半面、太陽誘電、富士通、セブン&アイがさえない。コロプラが値を下げ、リクルートHD、エムスリー、楽天も軟調。JR東日本は弱含みとなっている。
 
今週は米中で主要経済指標の発表が予定されており、米国では決算発表が本格化。17日からは英国の離脱を巡り欧州連合(EU)首脳会議が開かれるなど、引き続きイベントが多く控えている。日経平均が直近高値近辺まで値を戻したところで、これらの内容を見極める格好となりそうだ。