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上値の重い展開か

上値の重い展開か
日経平均は後場に入って下げ幅を広げ、終値で2万2000円を割り込んだ。スタートから25日線を割り込んだため、テクニカル的には下に勢いがつきやすいところだが、後場に一段安となったところを見ると、投資家のリスク回避姿勢が強まっているようにも感じられる。今晩の米国株がもう一段下げてしまうようだと、短期的には一気に下を見に行く展開も想定される。
 
日経平均は6月15日の安値2万1529円を割り込んでしまうと売り加速も想定されるため、これを下回ることなく、早々に2万2000円台を回復する展開に期待したい。
 
 
あす30日の日経平均株価上値の重い展開か。
新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感が続き、積極買いは期待しにくい。感染が広がる米国では、テキサス州とフロリダ州で飲食店などの営業規制を再強化(現地26日発表)するなど経済正常化への動きが抑制され、景気回復への期待感が鈍っている。国内でも感染拡大第2波への懸念がくすぶっており、「当面は感染状況にらみで相場が落ち着くのを待つところだ」との指摘が出ている。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
 
23582.38  ボリンジャー:+2σ(13週)
23344.81  ボリンジャー:+1σ(26週)
23321.61  ボリンジャー:+2σ(25日)
22863.73  新値三本足陽転値
22838.99  ボリンジャー:+1σ(25日)
22754.93  均衡表雲上限(週足)
22381.26  6日移動平均線
22356.36  25日移動平均線
22331.74  均衡表転換線(日足)
22287.91  ボリンジャー:+1σ(13週)
22005.96  均衡表雲下限(週足)
 
21995.04  ★日経平均株価29日終値
 
21884.96  均衡表基準線(日足)
21873.73  ボリンジャー:-1σ(25日)
21849.50  200日移動平均線
21391.11  ボリンジャー:-2σ(25日)
21317.39  均衡表転換線(週足)
21224.14  26週移動平均線
20993.45  13週移動平均線
20908.48  ボリンジャー:-3σ(25日)
20249.71  75日移動平均線
20237.07  均衡表基準線(週足)
20043.61  均衡表雲上限(日足)
19698.98  ボリンジャー:-1σ(13週)
19103.46  ボリンジャー:-1σ(26週)
18709.70  均衡表雲下限(日足)
 
4月6日以来の25日線割れで終了。ローソク足は上下のヒゲが短く胴体の長い「陰の丸坊主」に似た形状で引け、強い売り圧力を窺わせた。
一目均衡表では転換線と基準線は上向きだが、遅行線は応当日株価との上方乖離幅を急速に縮めて強気シグナルが薄れている。
RSI(14日ベース)は36.00%と中立圏下限を下回った。8日の93.10%をピークとする低下トレンドが続いており、今後は売られ過ぎゾーン入りの目安となる20%圏に向けたRSIの低下基調が株価を圧迫する展開が予想される。