兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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軟調展開か
【オープニングコメント】
軟調展開か
29日の日経平均株価は軟調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2200円−2万2500円。
先週末の米国株は下落。NYダウ平均は730ドル安の25015ドルで取引を終えた。テキサス州が経済活動の一部を再び停止したことで、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が高まり、幅広い銘柄が売りに押された。
 
米国株が値幅を伴った下げとなったことから、売りに押される展開を予想する。
米国の経済活動の制限は他の地域でも増える可能性があり、警戒ムードの強い地合いが続くと思われる。国内でも東京の感染被害が拡大しており、特に経済活動再開の恩恵を受ける銘柄には厳しい展開が想定される
 
一方、下値支持線として意識されている25日移動平均(2万2306円)近辺では押し目買いが入り相場の支えとなりそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同26日の大阪取引所終値比175円安の2万2245円だった。
 
日銀は、19日に上場投資信託(ETF)買いを実施しており、小幅安でも購入に動くとの思惑がある。3月期企業の配当支払いが続くなか、受け取った配当を再投資する買いが入るとの見方も需給面での好材料として意識されるだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(前週末26日終値は106円98−99銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の前半(同120円09−13銭)で推移する。やや円安方向にあることから、売り一巡後は、下支えとして意識されそう。
 
 

 
【好材料銘柄】
 
■フィット<1436>
20年4月期の経常損益(非連結)は1.4億円の黒字(前の期は2億円の赤字)に浮上し、21年4月期の同利益は前期比40.8%増の2億円に拡大する見通しとなった。
 
■cotta<3359>
今期経常を5倍上方修正。
 
■PALTEK<7587>
上期最終を75%上方修正。
 
■ジュンテンドー<9835>
上期経常を2.5倍上方修正、通期も増額。
 
■YEDIGITAL<2354>
非開示だった今期経常は20%増益、未定だった配当は6円実施。
 
■アルフレッサホールディングス<2784>
ヤマトロジスティクスと遠隔処方領域における調剤薬局向けサービス開発などで相互協力。
 
■ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>
ニンテンドースイッチ向けアクションゲーム「ニンジャラ」がサービス開始から16時間で100万ダウンロードを突破。
 
■エコモット<3987>
北洋銀行<8524>とビジネスマッチングで業務提携。
 
■ギフティ<4449>
LINE<3938>の「LINEBizPartnerProgram」における「TechnologyPartner」の販促・OMO部門に認定。
 
■オークワ<8217>
上期経常を2.4倍上方修正、通期も増額。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

29(月)
【国内】
5月商業動態統計(8:50)
《決算発表》
しまむら、Jフロント、象印、ナガイレーベ、ストライク、ハイデ日高、ケーヨー、あさひ、銚子丸
 
【海外】
米5月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
《米決算発表》
マイクロン・テクノロジー


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。