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「高名の木登りの心中?」
「高名の木登りの心中?」
 
「高名の木登りの心中?」
 
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
拡大している抗議デモや新型コロナウイルス流行は見えないフリ。
「ロックダウン(都市封鎖)緩和による景気回復期待先行での買い優勢」との解釈だ。
「抗議デモが地元経済に及ぼす影響の可能性はさほど注視されていない。
ただデモが続けば、新型コロナウイルス流行によるビジネスへの打撃が増幅される恐れがある」。
適当な講釈も聞こえてくる。
「テクニカル要因が相場を押し上げた」という難解な見方もある。
サウスウエスト航空が2.6%高。
送金サービスのウエスタンユニオンが11.3%、マネーグラム・インターナショナルが29.7%上昇。
ティファニーが8.9%安。
NYダウの200日線は26294ドル。
まだ4.73%のマイナスかい離だ。
逆にS&P500は200日線から4.59%のプラスかい離だ。
市場の注目は週末の雇用統計なのだろうが失業率は19.7%に悪化との見通し。
10年国債利回りは0.686%。
2年国債利回りは0.166%。
円は一時対ドルで1.%超安の108.72円をつけた。
4月9日以来の安値だ。
恐怖と欲望指数は58→58。
 
火曜の日経平均は寄り付き113円高、終値263円高と続伸。
確認は取れていないのだろうが「ヘッジファンドの買い戻しが続いている」との解釈。
日足は昨年4月以来の7日連続陽線。
日経ジャスダック平均は13日続伸。
200日線を上抜けた。
マザーズ指数は年初来高値を更新。
東証1部の売買代金は2兆4090億円。
値上がり1716銘柄(前日998銘柄)。
値下がり391銘柄(前日1094銘柄)。
新高値109銘柄(前日89銘柄)と3ケタ。
新安値銘1銘柄(前日0銘柄)。
騰落レシオは150.78(前日136.39)。
昨年11月の142%を上抜けた。
17年5月24日の164.6以来3年ぶりの高水準。
NTレシオは14.06倍(3月9日14.18、3月9日12.90)。
1988年2月の14.24倍に接近してきた。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
右肩上がりの25日線(20504円)からは8.88%のプラスかい離。
右肩下がりの75日線は20215円。
かすかに右肩上がりに転じた200日線(21664円)から3.05%のプラスかい離。
右肩上がりの5日線(21920円)から1.85%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.661%(前日▲16.070%)。
買い方▲5.470%(前日▲6.453%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲26.095%(前日▲24.763%)。
買い方▲7.087%(前日▲8.371%)。
空売り比率は36.3%(2日連続40%割れ)。
空売り規制なしの比率は5.9%。
5月29日時点の信用売り残は454億円増の8774億円。
3週連続の増加。
同信用買い残は305億円減の2兆136億円。
3週ぶりに減少。
金額ベースでの信用倍率は2.30倍(前週は2.46倍)。
日経HVは22.5、日経VIは27.28。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.02倍(前日20.98倍)。
EPSは1062円(前日1051円)。
暫定PERは17.08(前日16.68倍)。
計算上のEPSは1307円(前日1311円)。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.73倍(前日24.69倍)。
前期基準では19.00倍。
225のPBRは1.09倍。
BPSは20482円(前日20619円)。
東証1部全銘柄のPBRは1.20倍。
225先物採用銘柄の益回りは4.76%(前日4.77%)。
配当利回りは1.66%。
ドル建て日経平均は207.28(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は25円高の2140円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1803円(前日1935円)。
東証1部の時価総額は605兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比280円高の22650円。
高値22705円、安値22110円。
大証夜間取引終値は日中比230円高の22600円。
気学では「数日来高続きの時は反落を見せる」。
木曜は「下放れ、突っ込みは買い。逆なら見送るべし」。
金曜は「案外高き日なり。逆に安き時は翌日高し」。
ボリンジャーのプラス2σが22170円。
プラス3σが23003円。
一目均衡の雲の上限は20176円。
11日連続で雲の上。
勝手雲の上限は20434円で33日連続勝手雲の上。
RSIが81.63。
RCIが97.80。
目標は2月21日−25日の23378円−22950円の大きなマド。
この窓を埋めればコロナ急落の窓埋め完了だ。
徒然草の百九段「高名の木登り」のマインドが必要な局面。
「過ちすな。心して降りよ」。
「目くるめき、枝危ふきほどは、己が恐れ侍れば申さず。
過ちは、やすきところになりて、必ずつかまつることに候ふ」。
過去何度も脳裏を横切ったフレーズである。
「今回は違う」というのが並列してはいるのだが・・・。
もう一つは百十段「双六の上手」。
双六の上手といひし人に、その行を問ひ侍りしかば、
「勝たんと打つべからず。
負けじと打つべきなり。
いづれの手かとく負けぬべきと案じて、その手を使はずして、
一目なりともおそく負くべき手につくべし」といふ。
25日線から10%かい離で22554円となる。
 
5月29日時点の裁定売り残は株数で9億6353万3000株。
同裁定買い残は2億4970万6000株。
5月22日時点の売り残が11億0930万株。
同買い残は2億4109万6000株
売り残が8442万株減少、買い残は861万株減少。
今日引け後に発表の金額ベースの買い残が楽しみだ。
 
《今日のポイント6月3日》
 
(1)日足は7日連続陽線。日経ジャスダック平均は13日続伸。
 
(2)騰落レシオは150.78(前日136.39)。
   昨年11月の142%を上抜けた。17年5月24日の164.6以来3年ぶりの高水準。
 
(3)新高値3ケタの継続(前日109銘柄)
 
(4)NTレシオは14.06倍(3月9日14.18、3月9日12.90)。
   1988年2月の14.24倍に接近。
 
(5)売り方はさらに追い詰められた恰好
   松井証券信用評価損益率速報
   売り方▲16.661%(前日▲16.070%)。
   買い方▲5.470%(前日▲6.453%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率
   売り方▲26.095%(前日▲24.763%)。
   買い方▲7.087%(前日▲8.371%)。
 
(6)25日線(20504円)からは8.88%のプラスかい離。
   10%かい離で22554円。
 
(7)2月25日高値22950円、2月21日安値23378円。
   この窓を埋めればコロナ急落の窓埋め完了。
 
(8)気にかかるのはコロナ感染者数の14日移動平均。
   5月28日62名(14日移動平均34名)から数日実数が移動平均を上回った
 
 
今年の曜日別勝敗(6月2日まで)

月曜9勝10敗
火曜11勝9敗
水曜10勝9敗
木曜9勝12敗
金曜9勝11敗。
 
毎日新聞のWEB版から。
「新型コロナウイルスで需要が落ち込んだ旅行や外食産業などの需要喚起策「Go Toキャンペーン事業」。
委託先の選定を巡り、経済産業省が委託費の上限を3095億円としていることが明らかになった。
野党は巨額の税金投入だと批判し追及する構えだ」。
追求は勝手だが「対案は?」と聞きたいところ。
 
火曜日のNYダウは267ドル高の25742ドルと続伸。
NASDAQは56ポイント高の9608ポイントと続伸。
S&P500は25ポイント高の3080ポイントと続伸。
ダウ輸送株指数は168ポイント高の9134ポイントと反発。
SOX指数は2.18%上昇し反発
VIX指数は26.84。
3市場の売買高は107.2億株と増加(過去20日平均は113.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比280円高の22650円。
ドル建ては大証比日中比285円高の22655円。
ドル円は108.66円。
10年国債利回りは0.686%。
2年国債利回りは0.166%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)