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日経ジャスダック平均は続伸、昨年来高値
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は続伸、昨年来高値
 

日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比17円81銭高い3938円39銭だった。3営業日ぶりに昨年来高値を更新し、2018年6月18日以来およそ1年7カ月ぶりの水準を回復した。
先週末の米国主要株価指数の最高値更新や日経平均の上昇など外部環境の良好さを背景に、個人投資家センチメント改善の流れが波及した。新興市場でも運用リスクを取る動きが優勢だった。国内主要企業による決算発表の本格化などを控えて市場全体が動意薄の中、値動きが軽い中小型株に関心が向かいやすい面もあった。
 
ただ、個人を含め投資家の関心が主要企業の決算発表に向かうなか、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはならず、買い一巡後は様子見ムードが広がった。キング牧師生誕の日で、今夜の米国市場が休場となることもあり、主力の東証1部市場を避けた資金が値動きの軽い中低位株にシフトしたことで、個別株物色は活発に見受けられた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で584億円、売買高は8159万株。
値上がり銘柄数は383、値下がり銘柄数は244となった。

個別では、地域新聞社、イワブチ、小倉クラッチ、大日光・エンジニアリング、オータケなど8銘柄がストップ高。グッドライフカンパニー、システムズ・デザイン、クラスターテクノロジー、前田製作所は一時ストップ高と値を飛ばした。ミサワホーム中国、オーテック、大成温調、燦キャピタルマネージメント、ブロッコリーなど47銘柄は昨年来高値を更新。重松製作所、新都ホールディングス、KYCOMホールディングス、フューチャーベンチャーキャピタル、フジトミが買われた。
 
一方、大和コンピューター、協和コンサルタンツ、多摩川ホールディングス、光・彩、テクノ・セブンが売られた。