兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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上昇一服、軟調展開か
【オープニングコメント】
上昇一服、軟調展開か
5日の日経平均株価は反落か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円−2万2800円。
4日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比11ドル高の2万6281ドルで終えた。直近の上昇を受け利益確定売りが先行したものの、米経済活動の再開の広がりを好感した買いが相場を支え、引け間際に上昇に転じた。
週末要因もあり、ポジション調整の売りが優勢となる場面もありそうだ。
日経平均は足元まで上昇基調が続き、短期的な過熱感が強くなっている。
東証1部の騰落レシオが3日の143.2%から4日には145.0%に上昇。短期的な過熱感も警戒され、主力銘柄には様子見姿勢が強まることも想定される。
日本時間の今晩に5月の米雇用統計が公表されるため、欧米市場の反応を見極めたいとの姿勢が広がりやすいことも売り圧力を強めるだろう。市場では、前日終値を200円ほど下回る2万2500円近辺が下値のメドになるとの見方が多い。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比35円安の2万2725円だった。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(4日終値は109円06−08銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同122円15−19銭)と円安方向に振れている。
 
日程面では、きょうは4月の家計調査、4月の景気動向指数(速報値)が開示。海外では、5月の米雇用統計、4月の米消費者信用残高などが発表される。
 
【好材料銘柄】
 
■積水ハウス<1928>
2-4月期(1Q)経常は36%増益で着地。
 
■ファーマフーズ<2929>
2-4月期(3Q)経常は7.5倍増益。
 
■不二電機工業<6654>
2-4月期(1Q)経常は2.4倍増益・上期計画を超過。
 
■アルチザネットワークス<6778>
今期経常を33%上方修正、配当も3円増額。NTTドコモ <9437> とNEC <6701> に5G向けテストソリューションを納入。また、富士通 <6702> から5G向けテストソリューションを使用した基地局の評価業務を受注。
 
■日本マクドナルドホールディングス<2702>
5月既存店売上高は前年同月比15.2%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
5(金)
【国内】
4月家計調査(8:30)
4月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
東芝、カナモト、日駐、ハイレックス、アイル、ポールHD、鳥貴族、フジコーポ、相模ゴム、インスペック、ITbookHD
 
【海外】
米5月雇用統計(21:30)
米4月消費者信用残高(6/6 4:00)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。