兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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上値の重い展開か
【オープニングコメント】
上値の重い展開か

9日の日経平均株価は、不安定な値動きが続きそう。
日経平均株価の予想レンジ:2万9600円−2万9800円。
米国株は上昇。NYダウ平均は57ドル高の33503ドルで取引を終えた。米10年債利回りが低下したことで、ハイテク株が上昇をけん引。S&P500が最高値を更新した。
米国株は3指数がそろって上昇しており、この点は日本株の下支え要因となるだろう。ただ、国内では東京・京都・沖縄に「まん延防止等重点措置」が適用されると伝わっており、本日、正式な発表が出てくるもよう。これを前にしては、手がかり材料難や週末要因から、上値の重い展開が継続するとみられる。
消去法的に個別株物色が中心になりそうだが、市場では「決算期待で買いが先行している銘柄もあり、選別色が強まる可能性もある」との見方があった。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(8日は109円50−51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円11−15銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比25円高の2万9695円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■SHIFT <3697>
上期経常は一転51%増益で上振れ着地。
 
■今村証券 <7175>
未定だった前期配当は57.5円増配。
 
■コジマ <7513>
上期経常が2.9倍増益で着地・12-2月期も3.8倍増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.64%にあたる50万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■スリーエフ <7544>
今期経常は86%増益へ。
 
■インテリックス <8940>
非開示だった今期経常は2.4倍増益、未定だった配当は13円増配。
 
■クリーク・アンド・リバー社 <4763>
今期経常は15%増で3期連続最高益、1円増配へ。また、24年2月期に営業利益35億円(21年2月期は24.4億円)を目指す中期経営計画を策定。
 
■三菱地所 <8802>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.64%にあたる2200万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月9日から22年3月31日まで。
 
■イオンモール <8905>
今期経常は78%増益、10円増配へ。
 
■USEN−NEXT HOLDINGS <9418>
今期経常を42%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
9(金)
【国内】
オプションSQ
《決算発表》
安川電、イオンFS、OSG、サカタのタネ、DCM、JINSHD、イオンディライ、ライフコーポ、イオン北海、竹内製作、技研製、ベルク、MV西日本、カーブスHD、MV東海、ニッケ、ワキタ、ケーヨー、ファンタジー、チヨダ、マルゼン、チームスピリト、わらべや、カネ美食品、カンセキ、イワキ、ジーフット、明光ネット、パイプドH、Fブラザース、ブロッコリー、エスクローAJ、プラズマ、シグマ光機、メディカネット、jGroup、メディ工房
 
【海外】
中国3月消費者物価指数(10:30)
中国3月生産者物価指数(10:30)
米3月生産者物価指数(21:30)
 


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。